業界のワークフロー
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ポストプロダクションのワークフロー
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業界のワークフロー
編集を始める前に、ムービー制作の全体的なワークフローにおいてポストプロダクションがどの
ような位置付けにあるかを確認すると作業に役立ちます。まったく同じ手順をたどるムービープ
ロジェクトは
2
つとしてありませんが、ほぼすべてのプロジェクトで従う共通ワークフローがあ
ります。以下では、構想から完成まで、フィルムやビデオプロジェクトを完了する基本手順につ
いて説明します。
手順
1
:
脚本作成
脚本作成とは、ムービーの構想を練って脚本を書くことです。
手順
2
:
プリプロダクション
予算編成、キャスティング、ロケ地調査、機材とフォーマットの選択、絵コンテ作成を行います。
手順
3
:
制作
ビデオカメラやフィルムカメラ、およびオーディオレコーダを使用して演技を取り込み、素材を
作成します。照明、映画撮影術、演技、監督をすべて結集し、ストーリーを語りメッセージを伝
える要素を作成します。実践上の理由から、一般的に順不同でシーンを撮影します。このため、
編集中にシーンを適切に配列する必要があります。
16
Part I
Final
Cut
Pro
の概要
手順
4
:
ポストプロダクション
ポストプロダクションでは、シーンを適切な順序に並べ、ベストテイクを選択し、不要な要素を
削除して、制作した素材の整理や編成を行います。制作で作成したサウンドを画像と同期化した
り、編集したり、時には再録音したりミックスしたりします。音楽も作曲して追加します。素材
の色補正を行い、特殊エフェクトを作成します。最終ムービーは、テープ、フィルム、その他の
高品質メディア形式で出力します。
手順
5
:
出力
ムービーを鑑賞用にリリースします。これには、劇場での映写、ビデオや
DVD
の発売、映画祭
への出品、
Web
配信が含まれます。