編集コントロール
「タイムライン」の編集コントロールは、編集用および再生用に選択し有効化するトラックを決
定します。
Â
「ソース」コントロールと「保存先」コントロール: これらのコントロールを用いると、
「ビュー
ア」のソースクリップのクリップ項目を「タイムライン」のトラックに接続(またはパッチ)
することができます。これらのコントロールは主として
3
ポイント編集に使用し、シーケンス
に組み込むソースクリップ項目のトラックと、その位置を決定します。
利用可能なソース・コントロールの数は、ビューアに現在開いているソースクリップのクリッ
プ項目数に一致します。たとえば、普通の
DV
クリップにはビデオトラックが
1
つ、オーディ
オトラックが
2
つあります。この場合、
1
個のビデオソース・コントロールと
2
個のオーディ
オソース・コントロールが「タイムライン」に表示されます。しかし、ビデオ項目が
1
つ、オー
ディオ項目が
4
つあるクリップを「ビューア」で開いている場合は、
1
つのビデオソース・コ
ントロールと、
4
つのオーディオソースコントロールが「タイムライン」に表示されます。詳細
については、
Volume
2
の第
10
章「
3
ポイント編集」
î
を参照してください。
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トラック表示コントロール: トラックの内容をシーケンスに表示したりレンダリングしたり
するかを指定します。トラックが無効の場合、
「タイムライン」内でそのトラックは暗く表示
されますが、その内容は依然としてシーケンスの中にあり、引き続き編集できます。シーケン
スを再生する場合、無効のトラックは「キャンバス」にも外部モニタにも表示されません。ま
た、そのシーケンスと共にレンダリングされたりテープに出力されることもありません。
参考:トラックが無効の場合は、そのトラックのレンダリングファイルは削除されます。
「
Final
Cut
Pro
」から警告のダイアログが事前に表示されるようにしたい場合は、
「ユーザ環境
設定」ウインドウの「編集」タブにある「レンダリングファイルの削除時に警告」オプション
を選択します。詳細については、
Volume
4
の第
23
章「設定と環境設定を選択する」を参照し
てください。
トラック表示コントロール
ソースコントロール
保存先コントロール
自動選択コントロール
ロックトラック・コントロール
ロックされているトラックには
斜線が重ねて表示されます。
116
Part II
Final
Cut
Pro
のインターフェイスを学ぶ
Â
ロックトラックコントロール: このコントロールによって、トラックの内容が移動されたり変
更されたりするのを防ぎます。
「ユーザ環境設定」ウインドウの「編集」タブにある「ペンツー
ルでロック項目のオーバーレイを編集」オプションを選択解除した場合も、ロックされたト
ラックのオーバーレイを保護することができます。ロックされているトラックには、「タイム
ライン」の全体にわたって斜線が重ねて表示されます。トラックは、いつでもロックしたり、
ロックを解除したりできます。詳細については、
Volume
4
の第
23
章「設定と環境設定を選
択する」を参照してください。
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自動選択の切り替え: 「タイムライン」にある特定のトラックの「自動選択の切り替え」コン
トロールを有効にすると、コピー、ペースト、削除、
「マッチフレーム」コマンドなどのさま
ざまな機能を作用させるトラックが限定されます。
参考:イン点とアウト点は水平(時間)範囲で編集を限定するもの、
「自動選択の切り替え」
は垂直範囲で編集を限定するものと考えることができます。