クリップまたはシーケンスをシャトル再生する
スクラバー・バーは、クリップ(またはシーケンス)内のさまざまな部分にすばやく移動すると
きに非常に便利ですが、クリップ(またはシーケンス)をさまざまな速度でスムーズに再生しな
がら、編集点を設定する位置を決めたい場合があります。このような場合にシャトルコントロー
ルを使うと、ビデオデッキのシャトル機能と同じように、ビデオおよびオーディオをさまざまな
速度で両方向にスムーズに再生することができます。
シャトルコントロールは、
1
倍速未満で再生するときに特に便利です。オーディオの再生速度が
遅くなると、個別の単語を区別しやすくなるので、イン点とアウト点をより正確に設定すること
ができます。
[
分割されたセグメントの全訳
]
シャトルコントロールによるクリップやシーケンスの再生速度
は、
1/4
倍速、
1/2
倍速、
1
倍速、
2
倍速、
4
倍速の各方向とも
5
段階に分かれています。
[
ポストプロセスで削除
]
シャトルコントロールでは、スライダの位置が最も近い速度が適用さ
れます。シャトルコントロールの速度が
1
倍速、つまり
100
パーセントの場合、スライダが緑色
になります。
シャトルコントロールを使って、クリップまたはシーケンスをさまざまな速度で再生するには:
m
シャトルスライダを左から右へドラッグします。
右にドラッグすると、クリップやシーケンスは正方向に移動します。左にドラッグすると、ク
リップやシーケンスは逆方向に移動します。スライダを中心から遠くにドラッグするほど、ク
リップやシーケンスは、ドラッグした方向により速い速度で再生されます。
また、キーボードの
J
キー、
K
キー、
L
キーを使ってクリップをシャトル再生することもできま
す。キーボード・ショートカットを使う場合、
1
倍速未満の速度は
1/3
倍速だけです。ただし、
キーボードコマンドを使うと、最大
8
倍速で再生することができます。これは、シャトルコント
ロールを使用して再生するよりも速い速度です。
正方向に再生するには
右にドラッグし、逆方向に
再生するには左にドラッグ
します。
{
逆方向の再生速度を
切り替える
一時停止
“
正方向の再生速度を
切り替える
104
Part II
Final
Cut
Pro
のインターフェイスを学ぶ
標準(
1
倍速)の速度で正方向の再生を開始するには:
m
L
キーを押します。
標準(
1
倍速)の速度で逆方向の再生を開始するには:
m
J
キーを押します。
再生を一時停止するには:
m
K
キーを押します。
現在の再生速度を
2
倍にするには:
m
L
キーまたは
J
キーをもう一度押します。
標準の速度の最大
8
倍の速度で再生できます。いずれかのキーを合計
4
回押すと、
1
倍速、
2
倍
速、
4
倍速、
8
倍速の順に速度が切り替わります。
反対方向に再生するキーを押すと、まず現在の方向と同じ方向で再生速度が半分になり、キーを
押すたびに再生速度は
1
倍速になるまで順に低下します。その後は反対方向に再生され、速度は
1
倍速から順に倍増していきます。
再生方向をすぐに逆転するには:
m
K
キーを押して一時停止し、目的の再生方向に対応するキーを押します。
再生ヘッドを
1
フレームずつ移動するには:
m
K
キーを押したまま、
J
キーまたは
L
キーを押します。
再生ヘッドを
1/3
倍速未満で移動するには:
m
K
キーを押したまま、
J
または
L
キーを押し続けます。
参考:キーボード・ショートカットを使ってデバイスを制御する場合は、正方向(
L
)および逆
方向(
J
)の速度がビデオ機器によって異なることがあります。