アナログオーディオの計測単位について
業務用のオーディオ機器では、多くの場合民生用の機器より高レベルの電圧を使用しています。
また、オーディオの計測単位が異なります。民生用と業務用の機器を併用している場合は、以下
の点に注意してください:
Â
業務用のアナログ機器では、
dBu
(または、装置によっては
dBm
)という単位でオーディオを
計測します。オーディオメーターの
0dB
は通常+
4dBu
に設定されます。+
4dBu
とは、最
適レベルは
0dBu
(
.775V
)より
4dB
大きいレベル(つまり
1.23V
)という意味です。
Â
民生用のオーディオ機器では
dBV
という単位でオーディオを計測します。
民生用の装置に最適
の録音レベルは−
10dBV
です。−
10dBV
とは、最適レベルは
0dBV
(
1V
)より
10dB
小さい
レベル(つまり
0.316V
)という意味です。
このように異なる信号を使用しているため、最適な業務用レベル(+
4dBu
)と民生用レベル(−
10dBV
)の差は
14dB
ではありません。これは必ずしも問題となるわけではありませんが、民生
用と業務用のオーディオ機器を接続して使う場合は、このレベルの差について注意する必要があ
ります。