編集システムの設定
このセクションでは、
DV
編集システムの設定方法について説明します。複雑な編集システムを
構築する場合でも、この基本的な手順について先に目を通してください。詳細情報については、
それぞれの手順で参照先が示されています。
Final
Cut
Pro
編集システムを設定するための基本手順は以下の通りです:
手順
1
:
取り込みおよび出力用の入力/出力機器の接続
たとえば、
DV
ビデオを使用している場合、
FireWire
ケーブルを使って
DV
ビデオカメラをコン
ピュータに接続します。業務用機器および非
DV
機器を接続する方法については、
171
ページの
「
業務用のビデオおよびオーディオ装置を接続する
」を参照してください。
HDV
、
DVCPRO
HD
、
IMX
、
Panasonic P2
、
XDCAM
HD
機器の設定方法の詳細については、
「
Final
Cut
Pro
」の「ヘル
プ」メニューで「
HD
および放送形式について」を選択してください。
手順
2
:
外部ビデオモニタとオーディオスピーカーを接続します(オプション)。
基本的な編集システムの場合は、この手順を省略してもかまいません。ただし、外部のビデオお
よびオーディオモニタリングは、色補正やオーディオミキシングでは重要です。最高品質の画像
やサウンドは、外部のモニタリングを使用することで実現できるためです。詳細については、
219
ページの第
14
章「
外部ビデオでモニタする
」および
Volume
3
の第
2
章「出力チャンネル
と外部オーディオモニタを割り当てる」を参照してください。
手順
3
:
「
Final
Cut
Pro
」を設定するために、簡易セットアップを選択します。
簡易セットアップは、
取り込み、編集、および出力に使用する形式専用のソフトウェア設定です。
「
Final
Cut
Pro
」では、ほとんどの編集設定について簡易セットアップが用意されています。簡
易セットアップの詳細については、
Volume
4
の第
26
章「デバイスコントロール設定およびプ
リセット」を参照してください。
手順
4
:
取り込まれたメディアファイルとレンダリングファイルの取り込み先ディスクの場所
を選択します。
取り込み先ディスクは、取り込んだメディアファイルや一時ファイル(レンダリングファイルな
ど)を保存する内部または外部ハードディスクです。デフォルト設定では、
「
Final
Cut
Pro
」が
インストールされている内部ハードディスクが使用されます。詳細のオプションについては、
207
ページの第
13
章「
ハードディスクに関するオプションを決定する
」を参照してください。
手順
5
:
コンピュータとビデオデッキ間のリモート・デバイスコントロールを確立します。
基本的なシステムを設定したら、「
Final
Cut
Pro
」からビデオカメラや
VTR
と通信できるかどう
かを確認する必要があります。ビデオデッキをリモート制御することで、取り込み先ディスクへ
の素材の取り込みやテープへの出力を正確に行うことができるようになります。詳細について
は、
Volume
4
の第
26
章「デバイスコントロール設定およびプリセット」を参照してください。
第
11
章
DV
ビデオ機器を接続する
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