Final Cut Pro 6 - マルチチャンネルのオーディオチャンネル選択

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マルチチャンネルのオーディオチャンネル選択

「クリップの設定」タブのオーディオ領域で、取り込むオーディオチャンネルを選択したり、各

チャンネルのグループをステレオペアにするか、単独のモノラルチャンネルとして扱うかを選択

することができます。各オーディオ入力コントロールは、現在の取り込みプリセットによって決

定されたオーディオ装置またはインターフェイスの入力に対応します。他社製のオーディオイン

ターフェイスを使用している場合は、インターフェイスの入力チャンネルにデッキのどの出力

チャンネルが接続されているかという情報が重要になります。

個々のオーディオチャンネル

メーター

このオプションを選択して、

切り出しと取り込み中に
入力されるオーディオを

モニタします。

このオプションを選択して、

ビデオ取り込みを有効に

します。

このオプションを選択して、

オーディオ取り込みを

有効にします。

ステレオ/モノラルの

切り替えコントロール

オーディオチャンネルの

取り込みコントロール

オーディオインターフェイスが
何も接続されていない場合は、

このポップアップメニューから、
取り込むオーディオ入力の数を

選択することができます。

ピークインジケータ

「マスターゲイン」スライダ

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298

Part IV

切り出し、取り込み、および読み込み

Â

オーディオ取り込みチェックボックス: このオプションを選択して、現在のクリップのオー
ディオ取り込みを有効にします。

Â

入力チャンネル: オーディオインターフェイスがコンピュータに接続され、現在の取り込みプ

リセットで選択されている場合、

Final

Cut

Pro

」は使用可能な入力オーディオチャンネルの数

を自動的に検出します。この場合、ポップアップメニューはグレイ表示されます。

オーディオ装置が何も接続されていない場合、最終的に取り込むオーディオ入力の数を選択す
ることができます(オーディオインターフェイスが接続されたら)。これは、オーディオ装置

を接続しないでテープを切り出している場合に役に立ちます。取り込み時に使用可能とする

オーディオ入力数よりも、大きい値を選択しないようにします。

参考:オーディオインターフェイスを取り外し、オーディオインターフェイスにあるよりも多

いオーディオ入力チャンネル数のクリップを切り出す場合、

Final

Cut

Pro

」は、取り込むオー

ディオチャンネル数をインターフェイス上の使用可能な入力チャンネル数までに制限します。

たとえば、

8

個のオーディオ入力チャンネルのクリップを切り出し、次いで、

4

個の入力チャ

ンネルだけをサポートするオーディオインターフェイスを使用して、このクリップをバッチ取

り込みすると、

4

つのチャンネルだけが取り込まれます。

Â

プレビュー: このオプションを選択して、

「システム環境設定」の「サウンド」パネルで選択

したオーディオ出力からの信号を聴きます。取り込み用に有効にした、それぞれのオーディオ

チャンネルは、オーディオインターフェイスで対応する出力に送られ、無効にしたチャンネル

は聞こえません。オーディオインターフェイスのオーディオ出力数が、取り込むチャンネル数

よりも少ない場合、オーディオは

2

つのチャンネルにダウンミックスされます(モノラルチャ

ンネルは中心にパンされ、ステレオペアはステレオでプレビューされます)。これにより、取
り込んだメディアファイルが影響されることはありません。切り出し中と取り込み中のオー

ディオのプレビューのみが影響されます。

Â

マスターゲイン: このスライダを用いると、すべてのオーディオチャンネルで同時にゲインを

調整することができます。対応するフィールドに、ゲインまたは減衰させる値をデシベル単位

で入力することもできます。

参考:

Final

Cut

Pro

」からのマスターゲインコントロールをサポートしていない装置もあり

ます。

Â

個々のチャンネルメーター: 各オーディオ・チャンネル・メーターは、オーディオインター

フェイスに入るオーディオの現在レベルを示します。

参考:

「プレビュー」オプションが有効で、オーディオチャンネルが取り込みに対して無効の

場合は、オーディオメーターはレベルを表示しません。

Â

ピークインジケータ: 各オーディオ・チャンネル・メーターには、オーディオレベルが

0dBFS

を超えると点灯するピークインジケータがあります。このインジケータは、再生を中止し再び

開始するまで点灯し続けます。

Â

ステレオ/モノラルの切り替え: このコントロールを有効にすると、

Final

Cut

Pro

」は、

2

の対応するオーディオチャンネルをステレオペアとして取り込むように設定されます。このコ

ントロールが無効のときは、取り込みに対してオーディオチャンネルの片方または両方を選択

することができます。この場合は、各チャンネルは独立したモノラルチャンネルとして取り込

まれ、処理されます。

Â

「オーディオチャンネルの取り込み」コントロール: このコントロールを有効にすると、

Final

Cut

Pro

」は、対応するオーディオチャンネルを取り込むように設定されます。

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18

オーディオを取り込む

299

IIIIV

V

V

V

取り込むオーディオチャンネルを選択するには:

1

オーディオインターフェイスが確実に接続され、現在の取り込みプリセットで選択されているよ

うにします。

2

「ファイル」メニューから「切り出しと取り込み」を選びます(または、コマンドキーを押した

まま

8

キーを押します)

3

「クリップの設定」タブをクリックします。

4

「入力チャンネル」ポップアップメニューの入力オーディオチャンネル数が、オーディオインター

フェイスの使用可能なチャンネル数と一致していることをチェックします。

参考:取り込みに使用されるオーディオインターフェイスは、現在選択されている取り込みプリ

セットによって決定されます。取り込みプリセットの詳細については、

Volume

4

の第

25

章「取

り込み設定と取り込みプリセット」を参照してください。

5

取り込むオーディオインターフェイスのチャンネルを選択します。

重要:

「クリップの設定」タブでチャンネルを選択するときは、ビデオ/オーディオデッキ自体

の入力チャンネルではなく、オーディオインターフェイスの入力チャンネルを選択しています。

簡単で一貫性のあるオーディオ取り込みを行うには、デッキのオーディオ出力を入力チャンネル

と同じ番号で接続します。たとえば、

Digital Betacam

デッキから取り込む場合、デッキの出力

チャンネル

1

4

をオーディオインターフェイスの入力チャンネル

1

4

に接続します。

6

ステレオペアとして取り込むオーディオチャンネルのペアの隣にある、

「ステレオ/モノラルの

切り替え」コントロールをクリックして、暗く表示されるようにします。

「ステレオ/モノラルの

切り替え」コントロールが

有効です。

「ステレオ/モノラルの

切り替え」コントロールが

無効です。オーディオ入力

を単独で選択することが

できます。

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300

Part IV

切り出し、取り込み、および読み込み

マルチチャンネルのオーディオファイルをディスクに保存する方法

Final

Cut

Pro

」は、マルチチャンネルのオーディオメディアを

QuickTime

メディアファイルと

して保存します。取り込んだ各オーディオチャンネルは、単一の

QuickTime

メディアファイル

のそれ自身のトラックに保存されます。

Â

モノラルグループ化: 各モノラルチャンネルは、

QuickTime

メディアファイルのそれ自身のト

ラックに取り込まれます。

Â

ステレオグループ: 各ステレオチャンネルは、

QuickTime

メディアファイルの単一のインター

リーブトラックに取り込まれます。ステレオのインターリーブ・オーディオ・トラックには、

左右のオーディオサンプルが含まれます。

たとえ ば、

8

チャン ネルのオー ディオ装置 から取り込 んでいると します。オーディオ の

QuickTime

トラックへの保存様式は、どのチャンネルをモノラルまたはステレオとしてグルー

プ化するかによって異なります。ここに、マルチチャンネルの

QuickTime

メディアファイル内

のトラックレイアウトの例を

1

つだけ例をあげます。