切り出しの重要性
(
247
ページ)
Â
切り出しの利点
(
248
ページ)
Â
切り出しの準備をする
(
249
ページ)
Â
切り出しながらビデオとオーディオをモニタする
(
252
ページ)
Â
切り出し情報と切り出しクリップを入力する
(
253
ページ)
Â
1
本のテープでタイムコード番号の重複を避ける
(
267
ページ)
Â
切り出し情報のその他のソース
(
269
ページ)
切り出しの重要性
ムービー制作には本質的に締め切りがあるものなので、時間がかかる準備手順を省略して、結果
を早く出そうとしがちです。このような間違いをしないように注意してください。正確な切り出
しにより、メディア管理や最終段階など、時間が貴重になるプロジェクトの後半で恩恵を受ける
ことになります。
「
Final
Cut
Pro
」を使用してテープを切り出すには、ビデオカメラかデッキをコンピュータに接
続し、
「切り出しと取り込み」ウインドウの「切り出し」タブを使用して、リール番号、タイム
コードのイン点とアウト点、作成するそれぞれのクリップの名前を指定します。
「切り出し」タブでは、クリップの説明、シーン番号、ショットやテイクの番号、一般的な切り
出しの注釈など、それぞれのクリップに関する詳細も追加できます。
「
OK
にする」というチェッ
クボックスを選択し、複数のテイクのうち最高のものを識別することもできます。複数のプロ
ジェクトを編集する場合は、説明フィールド用に独自のルールと短縮形を決めることがあります。
248
Part IV
切り出し、取り込み、および読み込み
切り出すそれぞれのクリップはプロジェクトに保存され、クリップのすべての説明情報は、
「ブ
ラウザ」内で、または「項目の情報」ウインドウを使用して変更できます。クリップ情報の変更
の詳細については、
Volume
2
の第
5
章「プロジェクト、クリップ、シーケンスを使用する」を
参照してください。
重要:
「
Final
Cut
Pro
」で切り出す場合は、メディアファイルにではなく、クリップに説明情報
を追加します。つまりすべての切り出し情報は、ディスクのメディアファイルではなく、プロ
ジェクトファイルに保存されます。プロジェクトファイルやクリップを「ブラウザ」から削除す
ると、切り出し情報も削除されます。