クリップを切り出す
基本的な切り出し情報を入力したら、クリップを切り出すことができます。つまりプロジェクト
にクリップを追加できます。切り出したクリップは、プロジェクトの現在の切り出しビンに保存
されます。
クリップを切り出して現在の切り出しビンに追加するには:
1
次のうちいずれかを「切り出し」タブで実行します。
Â
「切り出しクリップ」をクリックします。
Â
F2
キーを押します。
2
「プロンプト」チェックボックスを選択した場合は、
「切り出しクリップ」ダイアログが表示され
ます。このクリップに関する情報を入力、または変更してから、「
OK
」をクリックします。
詳細については、
261
ページの「
切り出し情報を確認する
」を参照してください。
選択した切り出しビンにクリップが表示されます。このクリップ用にメディアをまだ取り込んで
いないので、このクリップはオフラインクリップです。クリップの「ソース」情報は空です。つ
まりメディアファイルへのファイルパスがクリップにまだ含まれていません。
第
16
章
クリップを切り出す
267
IIIIV
V
V
V
クリップを単に切り出すだけではなく、「クリップの取り込み」ボタンをクリックしてメディア
ファイルを取り込むことを選択することもできます。この場合はクリップが現在の切り出しビン
に追加され、クリップのメディアファイルも取り込まれます。クリップの取り込みの詳細につい
ては、
271
ページの第
17
章「
素材をディスクに取り込む
」を参照してください。
1
本のテープでタイムコード番号の重複を避ける
制作中に注意していないと、テープでタイムコード番号が重複することがあります。ビデオカメ
ラの電源をオフにして再びオンにすると、タイムコードカウンタがゼロにリセットされる可能性
があります。家庭用ビデオカメラを使用して作業している場合は特にこれが当てはまります。切
り出し、取り込み、メディア管理を行う場合、複数の場所に同じタイムコード番号があるテープ
では、作業が非常に難しくなります。
リール
1
のタイムコード
00:00:00:00
から
00:01:00:00
までのメディアを取り込むように依頼さ
れた場合は、普通はテープの最初の
1
分を取り込む必要があると考えます。しかし、撮影中のあ
る時点でビデオカメラの電源をオフにしてオンに戻すと、テープの中間でタイムコードカウンタ
がリセットされる場合もあります。こうしたテープにはタイムコード
00:00:00:00
が
2
回出現し
ます。どちらのタイムコードで取り込んだら良いのでしょうか。