オーディオクリップを変換してシーケンスの設定と一致させる
オーディオ
CD
など既存のオーディオ素材を利用する場合、オーディオファイルを変換してシー
ケンスの設定と一致させる必要があります。たとえば、オーディオ
CD
(サンプルレートが
44.1
kHz
)に入った大量の効果音や音楽を、サンプルレートが
48 kHz
の
DV
シーケンスで使用
したい場合、オーディオファイルのサンプルレートを
48
kHz
に変換します。
DV
を含めた業務用ビデオ形式のほとんどは、サンプルレートが
48
kHz
でビット深度が
16
です
(
48
kHz
/
16
ビットと省略されます)。ビデオのポストプロダクションではこの設定が広く使用
されているため、
「
Final
Cut
Pro
」でもほとんどのシーケンスにこの設定が適用されます。
重要:
DV
シーケンスで
32
kHz
/
12
ビットの設定を使うこともありますが、お勧めできません。
DV
素材を
32
kHz
/
12
ビットで記録する場合を除いて、シーケンスにはこの設定を使用しない
でください。
オーディオファイルは「
QuickTime
変換を使って書き出し」コマンドで変換できます。
CD
オーディオファイルを変換してシーケンスの設定に一致させるには:
1
シーケンスを選び、「シーケンス」>「設定」と選択します。
2
「一般」タブの「オーディオ設定」領域でシーケンスのサンプルレートを選び、
「
OK
」をクリッ
クします。
DV
シーケンスのサンプルレートは通常
48
kHz
です。
3
サンプルレートを変換したいオーディオクリップを「ブラウザ」で選択します。
4
「ファイル」>「書き出し」>「
QuickTime
変換を使う」と選択します。
5
「形式」ポップアップメニューから「
AIFF
」を選びます。
6
「オプション」をクリックします。
7
「ムービー設定」ダイアログボックスの「サウンド」セクションで、「設定」をクリックします。
第
20
章
メディアファイルをプロジェクトに読み込む
325
IIIIV
V
V
V
8
「レート」ポップアップメニューからシーケンスのサンプルレートを選び、
「
OK
」をクリックし
ます。
サイズは必ず
16
ビットに保ってください。
9
「
OK
」をクリックします。
10
新しいファイルの名前と保存場所を選んで、「保存」をクリックします。
変換が完了したら、新しいメディアファイルを「
Final
Cut
Pro
」に読み込む必要があります。
11
Finder
で新たに変換したオーディオ・メディア・ファイルの場所に移動し、ファイルを選択して
「
Final
Cut
Pro
」の「ブラウザ」のプロジェクトにドラッグします。
同じ名前のクリップが
2
つ存在しないように、プロジェクト内の古いほうのクリップは削除し
ます。
∏
ヒ
ヒ
ヒ
ヒン
ン
ン
ント
ト
ト
ト:
:
:
:
「バッチ書き出し」コマンドを使って複数のクリップを同時に変換することもできます。
Broadcast Wave