オーディオファイルのサンプルレートとビット深度を選択する
「
Final
Cut
Pro
」では、
QuickTime
と
Mac
OS
X Core Audio
で使用できるすべてのビット深度
とサンプルレートのオーディオを読み込むことができます。オーディオファイルの設定がシーケ
ンスの設定と一致しない場合には、リアルタイムのビット深度変換とサンプルレート変換が実行
されます。ただし、オーディオファイルの設定とシーケンスの設定が一致していれば、プロセッ
サの処理能力はさほど必要になりません。
ビデオ業界で使用されている一般的なサンプルレートとビット深度は、以下の通りです:
Â
32 kHz/12 ビット: 民生用の
Mini DV
ビデオカメラはこの設定を使って
4
チャンネルのオー
ディオを録音します。ほとんどの作品にお勧めできません。
Â
44.1 kHz/16ビット: オーディオ
CD
および民生用の
DAT
レコーダが使用するオーディオ設
定です。
Â
48 kHz /16 ビット:
DV
、
HDV
、
および
DVD
はすべてこのオーディオ設定を使用しています。
Â
48 kHz / 20 ビット: 業務用のビデオ機器には、録音にネイティブでこの形式を使用するもの
があります。
Â
96 kHz/24ビット: ほとんどのビデオ形式はまだ
48 kHz
で録画していますが、業務用のサウ
ンドおよび音楽作成の現場ではこの設定が急激に普及してきています。
詳細については、
Volume
3
の第
1
章「オーディオの基礎」を参照してください。