メディアファイルの最適化について
「
Final
Cut
Pro
」は、再生中に同時ストリームとリアルタイムエフェクトの数が最大になるよう
にメディアファイルを取り込んだり、書き出したりします。ビデオストリームは取り込み先ディ
スクから同時に読み取れるメディアファイルの数として定義され、シーケンス内のビデオトラッ
クの数と一致するとは限りません。たとえば、シーケンス内のトラック数が
10
あっても、一番
上にあるトラックが他のすべてのトラックに被さると、取り込み先ディスクから再生されるのは
1
つのビデオストリームのみです。
読み込んだメディアファイルをマルチストリームやリアルタイム再生用に最適化できない場合、
まれに「
Final
Cut
Pro
」が警告を表示する場合があります。これらのファイルは「
Final
Cut
Pro
」
のプロジェクトでまったく問題なく使用できます。メディアファイルの最大のパフォーマンスを
要求するような複数の非圧縮ビデオストリームを編集する場合を除いて、これらのファイルは通
常、そのままの状態で編集できます。
「
Final
Cut
Pro
」はファイルの取り込み時に最適化を行う
ため、再取り込みをするだけでファイルのパフォーマンスは最大限になります。
参考:「
Final
Cut
Pro
」で取り込んだ標準精細度の
DV
を編集する場合は、メディアファイルは
すでに最適化されています。
「
Final
Cut
Pro
」は次の場合、自動的に最適化をしないことがあります:
Â
「
Final
Cut
Pro
」がサポートしない他社製のコーデックで取り込み、または作成を行ったメディ
アファイル
Â
「
Final
Cut
Pro
」の初期のバージョンで取り込みを行ったメディアファイルの一部
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Part IV
切り出し、取り込み、および読み込み
「
Final
Cut
Pro
」にファイルを読み込む際に非最適化メディアの警告を表示しないようにす
るには:
1
「
Final
Cut
Pro
」メニューから「ユーザ環境設定」を選択します。
2
「一般」タブをクリックします。
3
「最適化されていないメディアを読み込むときに警告」を選択解除します。
「
Final
Cut
Pro
」は、自動的に最適化できないメディアファイルを検出した場合に警告を表示し
なくなります。