番号付きイメージシーケンスを
QuickTime
ムービーに変換する
「
QuickTime Pro
」を使って、番号付きイメージシーケンスを
QuickTime
ムービーに変換するこ
とができます。この機能は、すべての画像を
1
つのクリップに変換するときに便利です。そうす
れば、ムービーを「
Final
Cut
Pro
」に読み込んで、ほかのクリップと同じように使うことができ
ます。
番号付きイメージシーケンスを
QuickTime
ムービーに変換するには:
1
「
QuickTime Player
」を開きます。
2
「ファイル」メニューから「イメージシーケンスを開く」を選択します。
3
読み込むイメージシーケンスの最初の番号付きファイルを選択し、
「開く」をクリックします。
4
「イメージシーケンスの設定」ダイアログボックスでフレームレートを選択し、
「
OK
」をクリッ
クします。
どのフレームレートでも選択できますが、通常はオリジナルの形式に基づく推奨フレームレート
が存在するはずです。選択するべきフレームレートが不明な場合は、イメージシーケンスの作成
者に確認して適切なフレームレートを選択できるようにします。
NTSC
は
29.97
fps
を、
PAL
は
25
fps
を、フィルムは従来
24
fps
を、
HD
はこれら
3
つに加えて
59.94
または
60
fps
のフレー
ムレートを使用しています。詳細については、
Volume
4
の付録
B
「フレームレートとタイムコー
ド」を参照してください。
イメージシーケンスが「
QuickTime Player
」に非圧縮ビデオファイルとして読み込まれます。
「開く」をクリックします。
イメージシーケンスの
最初のファイルを探して、
選択します。
このポップアップメニューから、
ムービーのフレームレートを
選びます。
330
Part IV
切り出し、取り込み、および読み込み
5
「ファイル」メニューから「保存」を選択します。
参考:「ファイル」>「書き出し」>「
QuickTime
ムービー」と選択することもできます。ここ
で、ムービーの縦横サイズとコーデックを選択できます。詳細については、
Volume
4
の第
17
章
「
QuickTime
ムービーを書き出す」を参照してください。
6
書き出す場所を選んで、ファイルの名前を入力します。
7
ムービーの保存方法のオプションを選択し、「保存」をクリックします。
Â
通常保存: このオプションを選択すると、「
QuickTime Player
」により、イメージファイルの
オリジナルのフォルダをポイントする参照ムービーが作成されます。実際にはデータが複製さ
れないため、参照ムービー自体は非常に小さく、ハードディスクの容量をほとんど占有せず、
すばやく作成できます。作成されるムービーファイルは、
QuickTime
ムービーファイルと同
じで、ほかの
QuickTime
ファイルと同じように「
Final
Cut
Pro
」に読み込めます。
参考:参照ムービーを再生するにはオリジナルのソース素材が必要であるため、このクリップ
をほかの人に渡すときは、オリジナルのイメージファイルも渡す必要があります。
Â
独立再生形式で保存: このクリップを他人に渡すときに一番簡単なのは、クリップを独立再生
形式にする方法です。この種のムービーは保存に時間がかかり、参照ムービーより占有する
ハードディスクの容量も大きくなります。しかし、独立再生形式のムービーはほかのファイル
に依存しないため、ファイルの交換や保管の目的には適しています。
オリジナルのイメージシーケンスファイルで使われている圧縮を除いて、圧縮が行われないた
め、保存されたムービーは圧縮されず、リアルタイムでは再生できません。ムービーを読み込み、
シーケンスに挿入して編集すると、
「
Final
Cut
Pro
」は、シーケンスの設定で指定されたコーデッ
クを使って、このクリップを再びレンダリングします。
保存オプションを選びま
す。
ファイルを保存する場所を
選びます。
必要に応じて、ファイルの
名前を入力します。
第
20
章
メディアファイルをプロジェクトに読み込む
331
IIIIV
V
V
V
番号付きイメージシーケンスを「
Final
Cut
Pro
」に読み込む
番号付きイメージシーケンスを個別の画像ファイルの集合として読み込むことができます。この
方法では、読み込まれるファイルとシーケンスで編集されるファイルを選べるので、読み込みの
柔軟性が向上します。