「今取り込む」の自動ファイル命名について
「説明」フィールドにテキストを入力しないと、
「
Final
Cut
Pro
」によって、メディアファイル
および取り込んだクリップに、名称未設定、名称未設定
1
、名称未設定
2
などの名前が自動的
に付きます。
「今取り込む」コマンドを使ってクリップを取り込んでおり、現在指定している名前が、現在
の「取り込み先ディスク」フォルダにあるクリップにすでに使用されている場合は、名前の末
尾の文字と数字が変化します。たとえば、
「今取り込む」を使って「
Office Clips1
」という名前
のクリップを取り込んでおり、そのプロジェクトの「取り込み先ディスク」フォルダに同じ名
前のクリップがすでに存在している場合は、名前は「
Office Clips2
」に変更されます。
「
Office
Clips A
」というメディアファイルがすでに存在する場合、現在のメディアファイルは「
Office
Clips B
」という名前になります。
アルファベットの変更は、最後の文字の前に、空白、アンダースコア、ダッシュなどの区切り
文字がある場合に実行されます。たとえば「
ClipName-A
」は「
ClipName-B
」に変更されます
が、
「
ClipNameA
」は「
ClipNameA1
」に変更されます。クリップ名の最後の文字の前に数字
がある場合は、数字と文字の両方が変更されます。たとえば「
ClipName-2Z
」
の次は「
ClipName-
3A
」となります。
284
Part IV
切り出し、取り込み、および読み込み
開始と停止に基づいて長い
DV
クリップをサブクリップに分割するには:
1
複数の開始と停止が含まれる
DV
テープから長いクリップを取り込みます。
参考:
DV
テープ全体の内容を取り込んでいる場合は、タイムコードの途切れが取り込まれるの
を防ぐために、「ユーザ環境設定」ウインドウの「一般」タブにある「タイムコードの途切れで」
ポップアップメニューが「新規クリップを作成」に設定されていることを確認してください。詳
細については、
Volume
4
の第
23
章「設定と環境設定を選択する」を参照してください。
2
以下のいずれかの操作を行います。
Â
「ブラウザ」でクリップを選択します。
Â
「ビューア」でクリップを開きます。
3
「ビューア」がアクティブな状態で、
「マーク」>「
DV
開始/停止の検出」と選択します。
参考:クリップが非常に長い場合は、マーカーを手動でいくつか追加してさらに分割することも
できます。詳細については、
Volume
2
の第
4
章「マーカーを使う」を参照してください。
4
「ブラウザ」をリスト表示に切り替えて、「ビューア」で操作していたクリップを探します。
詳細については、
61
ページの「
「ブラウザ」の表示を選択する
」を参照してください。
5
三角形の情報表示ボタンをクリックして、クリップのマーカーを表示します。
これらのマーカーにより分かりやすい名前を付ける場合は、
「ブラウザ」で目的のマーカーをク
リックし、そのマーカーの名前をクリックして選択します。これで、名前を変更できます。
クリップの各開始および
各停止の前にマーカーが
表示されます。
クリップのマーカー
第
17
章
素材をディスクに取り込む
285
IIIIV
V
V
V
6
次に、「ブラウザ」でドラッグして、すべてのマーカーを選びます。
7
「修正」メニューから「サブクリップを作成」 を選びます。
参考:マーカーに新しい名前を付けた場合は、サブクリップでその名前が使用されます。
サブクリップは、マーカーを含むオリジナルクリップに加えて表示されます。必要に応じて、サ
ブクリップの名前を変更してください。サブクリップを再生し、必要ないクリップを削除できま
す。未使用のクリップを削除する場合は、
「メディアマネージャ」を使って、ディスクから未使
用の素材を削除して、残りのサブクリップのメディアだけを残すことができます。詳細について
は、
Volume
4
の第
7
章「メディアマネージャの概要」を参照してください。
選んだマーカーの間にある
すべての素材が、
サブクリップとして
表示されるはずです。
286
Part IV
切り出し、取り込み、および読み込み