Final Cut Pro 6 - タイムコードの途切れを避けることの重要性

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タイムコードの途切れを避けることの重要性

素材を取り込むときは、クリップに含まれたタイムコードの途切れを避けることが重要です。タ

イムコードの途切れとは、連続したタイムコード番号の流れが飛んでしまうことです。タイム

コードの途切れには、次の

2

種類があります。

Â

順次のタイムコードの途切れ: タイムコードの連続的な流れを妨げはするものの

00:00:00:00

にはリセットしない、テープのタイムコードトラックにあるごくわずかなギャップです。順次

のタイムコードの途切れは、テープの途中でビデオカメラをオフにしてからオンにしたり、あ

るセクションを見直すためにテープを巻き戻した後、最後に記録したショットの末尾で一時停

止することで発生します。

Â

リセット型のタイムコードの途切れ: このタイプの途切れが起こると、タイムコードトラック

がデフォルトのタイムコード値にリセットされます。ほとんどの

DV

形式ビデオカメラでは、

デフォルト値は

00:00:00:00

です。リセット型のタイムコードの途切れは、最後に記録した

ショットの末尾よりも少し先までテープを送り過ぎてから記録を続けたり、以前に記録してい

たテープの先頭や途中に部分的に記録が重なることで発生します。

参考:タイムコードがまったくない、長いギャップが検出された場合も、タイムコードの途切れ

になります。

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Part IV

切り出し、取り込み、および読み込み

タイムコードの途切れはほとんどの場合、あるショットの末尾と別のショットの先頭の間に発生

するため、

1

度に

1

つずつビデオクリップを切り出すことで簡単に回避できます。それでも、ど

ちらかのタイプのタイムコードの途切れが含まれたクリップを「

Final

Cut

Pro

」が取り込むと、

Final

Cut

Pro

」が取り込んでディスク上のそのクリップのソースファイルに書き込むタイム

コードは、途切れの位置以降、不正確になります。タイムコードが正しくないと、バッチ取り込

み、

「メディアマネージャ」によるメディア管理、

EDL

書き出しなど、タイムコードの正常な動

作を必要とする「

Final

Cut

Pro

」のすべての機能を、タイムコードの途切れがあるクリップに対

して使うことができません。

タイムコードの途切れているクリップの取り込みを防ぐ方法

「ユーザ環境設定」ウインドウの「一般」タブにある「タイムコードの途切れで」ポップアップ

メニューには、タイムコードの途切れがあるクリップの取り込みを回避する方法が用意されてい

ます。このオプションを、クリップの取り込み方法に合わせて設定することが重要です。そのオ

プションは次の通りです。

Â

新規クリップを作成: デフォルトのオプションです。タイムコードが途切れる前に取り込まれ

たビデオは、

1

つのメディアファイルとして保存され、タイムコードが途切れる直前のフレー

ムに、アウト点が設定されます。

Final

Cut

Pro

」は、次のメディアファイルとして、タイム

コードが途切れた後のビデオを自動的に取り込み続けます。このオプションを選択すると、タ

イムコードが途切れた後に取り込まれたクリップの名前は、もとの名前にクリップ番号がつい

たものになります。たとえば、最初に取り込まれたクリップの名前が「

Cats Playing

」の場合、

2

番目のクリップの名前は「

Cats Playing-1

」となります。

これは、テープ全体を取り込む場合に適したオプションです。たとえば、タイムコードの途切

れが

4

つある

60

分のテープの内容全体を取り込むとします。

Final

Cut

Pro

」は、タイムコー

ドの途切れが検出されるたびに取り込みを再開するのではなく、テープからすべてのメディア

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つのクリップとして取り込み、タイムコードの途切れを毎回スキップして、取り込んだす

べてのメディアのタイムコードが確実にフレームと正確に同期するようにします。

タイムコードが

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