サブクリップの境界を削除する
クリップと同様に、サブクリップも取り込み先ディスク上のメディアファイルを参照します。ク
リップとサブクリップの違いは、サブクリップには擬似的な境界(サブクリップの境界と呼びま
す)が付加され、
「
Final
Cut
Pro
」内で実際のメディアファイルより短いファイルとして表示さ
れる点です。また、サブクリップがメディアファイルの一部を参照するのに対し、クリップはメ
ディアファイル全体を参照します。
同じメディアファイルを参照するクリップとサブクリップを比較した場合、ただ
1
つの根本的な
違いは、
「メディアの開始」と「メディアの終了」の情報が異なることです。ほとんどの場合、サ
ブクリップのメディアの開始時間はクリップのメディアの開始時間より遅く、またサブクリップ
のメディアの終了時間はクリップのメディアの終了時間より早くなります。
サブクリップに擬似的に付加されたサブクリップの境界は、いつでも削除できます。境界を削除
すると、サブクリップはメディアファイルの全継続時間(「メディアの開始」から「メディアの
終了」まで)を参照する通常のクリップに戻ります。
サブクリップのメディアの開始点と終了点を、オリジナルのメディアファイルの開始点と終了点
まで拡張するには:
1
「ビューア」でサブクリップを開きます。
2
「修正」メニューから「サブクリップの境界を削除」 を選びます。
サブクリップが通常のクリップに変わり、ソースメディアファイル全体を参照するようになりま
す。
「ブラウザ」では、サブクリップのアイコンから通常のクリップのアイコンに変わります。
重要:
サブクリップの境界を削除すると、関連サブクリップもすべて通常のクリップに戻ります。