マーカーのタイプ
「
Final
Cut
Pro
」では、いろいろな種類のマーカーを追加することができます。
Â
注釈マーカー: クリップまたはシーケンスにマーカーを追加したときに追加されるデフォル
トのマーカーです。
Â
チャプタマーカー: このマーカーは、
「
DVD
Studio
Pro
」などのアプリケーションの
DVD
チャ
プタマーカーに自動変換されます。チャプタマーカーは、その「マーカーの編集」ウインドウ
の「コメント」フィールドに表示される
<CHAPTER>
という文字で区別されます。
Â
圧縮マーカー: 手動圧縮マーカーとも呼ばれます。シーケンスやクリップに圧縮マーカーを追
加することで、圧縮時に「
Compressor
」や「
DVD
Studio
Pro
」で
MPEG I
フレームを生成す
るタイミングを指定できます。
MPEG
の圧縮率を改善するには、クリップ内の特定のフレーム
から次のフレームへの移動で、連続的ではない映像上の変化がある場合に、圧縮マーカーを追
加する必要があります。
「
Final
Cut
Pro
」では、圧縮マーカーは「マーカーの編集」ウインド
ウの「コメント」フィールドに表示される
<COMPRESSION>
という文字で区別されます。
Â
スコアマーカー: 音楽を同期させるために重要な、視覚的な頭出しを付けるために使用されま
す。このマーカーは、書き出された
QuickTime
ムービーを「
Soundtrack
Pro
」で開くと表示
されます。スコアマーカーは、
「マーカーの編集」ウインドウの「コメント」フィールドに表
示される
<SCORING>
という文字で区別されます。
緑色のシーケンスマーカー
ピンク色のクリップマーカー
56
Part I
素材を整理する/編集を準備する
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オーディオのピークマーカー:
「マーク」>「オーディオのピーク」>「マーク」と選択する
と、
0 dBFS
を越えるオーディオサンプリングにはすべてマーカーが付きます。 このマーカー
は、クリップのオーディオがデジタルクリッピングしている場所を示し、この点でレベルを下
げる必要があることを表します。
「マーク」>「オーディオのピーク」>「消去」と選択する
と、オーディオのピークマーカーを消去することができます。詳細については、
Volume
4
の
第
9
章「クリップの診断ツール」を参照してください。
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ロングフレームマーカー: 取り込み中に、許容範囲を越える継続時間のフレームを取り込む場
合があります。これは再生時や出力時に問題となる可能性があります。「ツール」>「ロング
フレーム」>「マーク」と選択することで、ロングフレームにマーカーを付けることができま
す。クリップにロングフレームがある場合は、クリップの再取り込みを試行したり、またはメ
ディアファイルのその部分の使用を回避したりします。詳細については、
Volume
4
の第
9
章
「クリップの診断ツール」を参照してください。