オーディオをサブフレームレベルで操作する
ビデオの最小単位は
1
フレームですが、
「
Final
Cut
Pro
」のオーディオの調整可能な最小単位は
フレームの
1/100
です。オーディオレベル、パンキーフレーム、およびクリップのビデオトラッ
クとオーディオトラックの間の同期は
1/100
フレームの精度で設定できます。
サブフレーム単位のオーディオとビデオの同期
オーディオとビデオを同期させるときは、オーディオが完璧な同期からわずか
300
サンプル離れ
ているだけでも、同期がずれていることが分かります。そのため、
「
Final
Cut
Pro
」では、
1/100
フレームの単位でオーディオを再同期させることができます。この機能があると、以下の場合に
便利です。
Â
音楽クリップを一緒に編集するときは、クリップをリズムに合わせて正確に編集することが重
要です。わずかなずれがあってもリズムが乱れてしまいます。
Â
別々のソースで記録されたビデオとオーディオをテープ上で再同期させた場合は、同期がわず
かにずれていることがあります。
Â
音の方が映像より空気中を移動する速度が遅いため、オーディオの音源から離れた位置に置か
れたマイクでオーディオを録音すると、ビデオとオーディオがずれることがあります。
クリップをサブフレーム単位で移動するには:
1
「ビューア」でクリップを開きます。
2
Shift
キーを押したまま、
1
つのビデオフレームの継続時間内で再生ヘッドをドラッグします。
この方法で、再生ヘッドを
1/100
フレームの単位で動かすことができます。クリップに新しい編
集点を設定すると、クリップのオーディオ項目がフレーム未満の幅だけスリップし、ビデオ項目
とオーディオ項目の間に新しい同期関係が確立されます。
1