Final Cut Pro 6 - 「ビューア」にオーディオトラックを表示する

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「ビューア」にオーディオトラックを表示する

Final

Cut

Pro

」では、クリップに最大

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個のオーディオ項目を含めることができます。複数の

オーディオ項目を含むクリップには、クリップの各モノラルオーディオ項目またはステレオ・

オーディオ項目のペアごとに個別のタブがあります。

オーディオクリップが「ビューア」に表示される方法は、オーディオクリップがモノラルである

か、ステレオであるかによって異なります。

Â

オーディオクリップ項目がモノラルの場合、「ビューア」内に「モノラル(

a1

)」、

「モノラル

a2

」といった個別のモノラルタブとして表示されます。それぞれのモノラルタブには

1

のクリップ項目の波形が表示され、そのクリップ項目に適用されるレベルはほかの項目には

まったく関係しません。モノラルクリップ項目はディスクリートオーディオとも言います。

ディスクリートモノラルオーディオは、独立したマイクを使って個別のチャンネルに記録した

場合に便利です。

(たとえば、インタビュー中に個別の小型マイクとブームマイクを使って同

じ音声を

2

つの異なる方法で取り込み、一方を

1

つのマイクでうまく録音できなかった場合の

バックアップ用オーディオトラックとすることがよくあります。)

ディスクリートオーディオ

を使用すると、オーディオクリップ項目ごとに独立してレベルとパン設定を調整することがで

きます。

「タイムライン」でイン点とアウト点をオーディオ項目ごとに別々にトリムすること

もできます。

「モノラル(

a1

」タブと「モノラル(

a2

」タブ

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Part II

ラフ編集

Â

2 つのオーディオクリップ項目がステレオペアとしてリンクされている場合は、

1

つの「ステ

レオ」タブにそのステレオペアの左チャンネルと右チャンネルの波形が表示されます。一方の

項目に適用したレベルの変更は、もう一方のチャンネルに自動的に適用されます。オーディオ

をステレオペアとして編集する方法は、ステレオでミキシングされた音楽や、ビデオカメラの

内蔵ステレオ・オーディオのように、もともとステレオになっている素材の編集に適してい

ます。