アウト点を含むルールについて学ぶ
イン点とアウト点を設定する前に、アウト点に余分なフレームを入れないようにするために、
「
Final
Cut
Pro
」の「アウト点を含む」ルールを理解することが重要です。
アウト点を含むとは、
再生ヘッドの位置にアウト点を設定すると、
その再生ヘッドを置いたフレー
ムが編集に含まれることを意味します。このルールによって、イン点とアウト点を設定したとき、
最少の継続時間は常に
1
フレーム分の長さになります。たとえば、あるフレーム上に再生ヘッド
を置き、イン点とアウト点の両方を設定した場合、イン点はフレームの最初に、アウト点はフレー
ムの最後に配置され、継続時間は
1
フレーム分の長さになります。このルールがなければ継続時
間が
0
の編集ができることになりますが、これは無意味です。
アウト点を含むルールが実際にどのように適用されるかを確認するには:
1
「ブラウザ」のシーケンスをダブルクリックして、そのシーケンスを「タイムライン」で開きます。
2
「マーク」>「イン点をマーク」と選択して(または
I
キーを押して)、シーケンスにイン点を設定
します。
3
「タイムライン」で数秒後の位置に再生ヘッドを移動します。
4
コマンド+^(キャレット)キーを押して、再生ヘッドの位置を大きくズームインします。
再生ヘッドの直後でルーラがハイライトされているのが分かります。このハイライトされた領域
の継続時間が、フレーム
1
つ分の長さです。
5
「マーク」>「アウト点をマーク」と選択して(または
O
キーを押して)、シーケンスにアウト点
を設定します。
アウト点は、フレームの継続時間の最後に配置されます。これは、その時点で再生ヘッドが置か
れているフレームがアウト点に含まれるためです。
イン点
アウト点はフレームの
継続時間を含みます。
第
7
章
クリップとシーケンスに編集点を設定する
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