アウト点を設定する際の注意点
シーケンス内のクリップの継続時間をマークしたい場合、必ず
1
フレーム分前にアウト点を設定
する必要があります。そうしないと、次のクリップの最初のフレームまで編集に含まれてしまい
ます。特に、スナップを有効にして、クリップの先頭と末尾にスナップしてイン点とアウト点を
設定する場合には注意してください。
たとえば、
「タイムライン」に校庭のショット(
Playground
)があり、次のクリップは教室の
ショット(
Classroom
)だったとします。再生ヘッドを移動して校庭のクリップの末尾にスナッ
プすると、「キャンバス」には教室のクリップの先頭フレームが表示されます。次にアウト点を
設定して校庭のクリップをコピー&ペーストすると、ペーストした内容の最後に教室のフレーム
が
1
つ付いているはずです。教室のショットの先頭フレームを含めるつもりはなかったとして
も、アウト点を含むルールによってこのような結果になります。
アウト点は後続クリップの
最初のフレームを含みます。
102
Part II
ラフ編集
誤って次のクリップの先頭フレームを選択してしまうのを避けるため、以下のいずれかの操作を
行います:
m
アウト点を設定する前に左向き矢印キーを
1
回押して、選択したいクリップの最終フレームにア
ウト点が設定されるようにします。これを行うと、アウト点にはそのクリップの最終フレームが
含まれます。
m
「キャンバス」をアクティブにして、
「表示」>「オーバーレイを表示」と選択します。次のク
リップの先頭ではなく、意図しているクリップの最後を示すオーバーレイが表示された時点でア
ウト点を設定します。
m
「マーク」>「クリップをマーク」と選択し(詳細は
112
ページの「
クリップまたはギャップと一
致するイン点とアウト点を設定する
」参照)、クリップの先頭と最終のフレームにイン点とアウ
ト点を直接挿入します。
アウト点はクリップの
最終フレームで終了します。
クリップのアウト点の
オーバーレイ
シーケンスのアウト点の
オーバーレイ
第
7
章
クリップとシーケンスに編集点を設定する
103
IIIIIIII