タイムライン内で静止領域を作成する
操作しているトラックの数が多いため画面に一度に表示できず、
「タイムライン」上で複数のト
ラックをスクロールするのに非常に時間がかかる場合、常に表示しておきたいトラック用として
静止領域を「タイムライン」の中央に作成すると便利です。この領域には、ビデオトラック、オー
ディオトラック、または両方のトラックを表示できます。静止領域を作成すると、
「タイムライ
ン」には合わせて
3
つの領域が表示されます。一番上のスクロール可能な領域は、静止領域に含
まれないビデオトラック用です。中央は、静止領域です。一番下のスクロール可能な領域は、静
止領域に含まれないオーディオトラック用です。静止領域を上下にスクロールすることはできま
せん。ただし、静止領域のサイズを変更することで、表示するトラック数を増やしたり減らした
りすることはできます。
たとえば、ビデオと同時録音して同期しているセリフのサウンドがトラック
1
とトラック
2
にあ
り、その下のトラックには複数の音楽トラック、音響効果、背景音が入っているプロジェクトの
オーディオを操作している場合、トラック
1
とトラック
2
だけで構成される静止領域を定義し、
残りのオーディオトラックは下部のスクロール可能領域に表示できます。こうすることで、セリ
フのトラックを常に表示できます。静止領域内のオーディオトラックを参照用に使いながら、静
止領域以外のオーディオトラックを上下にスクロールして、 編集したり調整したりできます。
134
Part II
ラフ編集
ビデオトラックとオーディオトラックの静止領域を作成するには:
1
垂直スクロールバーの上側のツマミをドラッグして、中央に置きたいビデオトラックの分だけ静
止領域を作成します。
2
垂直スクロールバーの下側のツマミをドラッグして、中央に置きたいオーディオトラックの分だ
け静止領域を作成します。
「タイムライン」に静止領域を作成すると、
2
つの境界線が表示されます。
1
つは上部のスクロー
ル可能領域と静止領域の間の境界線で、もう
1
つは静止領域と下部のスクロール可能領域の間の
境界線です。各境界線には、専用のツマミがあります。
「タイムライン」内の静止領域のサイズを変更するには:
m
境界線またはツマミをドラッグして、静止領域にトラックを追加したり、除外したりできます。
静止領域が大きくなったり小さくなったりするのに合わせて、ほかの領域のサイズも変わります。
「タイムライン」の中で静止領域を上または下に移動するには:
m
静止領域のスクロールバーにある中央のスライダをドラッグすると領域全体が移動し、静止領域
の上下にあるスクロール可能な領域のサイズが自動的に変わります。
静止領域
スライダ
下側のツマミを下にドラッグ
して、オーディオトラックを
静止領域に設定します。
上側のツマミを上にドラッグ
して、ビデオトラックを
静止領域に設定します。
中央のスライダをドラッグして、
静止領域を移動します。
第
8
章
タイムラインでトラックを操作する
135
IIIIIIII
静止領域からトラックを削除するには、以下のいずれかの操作を行います:
m
静止領域からビデオトラックを削除するには: 静止領域の上部のツマミを下向きにドラッグし、
下部のツマミと重ね、マウスボタンを放します。
m
静止領域からオーディオトラックを削除するには: 静止領域の下部のツマミを上向きにドラッ
グし、上部のツマミと重ね、マウスボタンを放します。
オーディオトラックを
削除するには、このツマミを
上向きにドラッグします。
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137
9