編集または変更を防ぐためにトラックをロックする
1
つまたは複数のトラックが一時的に編集または変更されないようにするには、各トラックヘッ
ダにあるトラックのロックコントロールを使って、目的のトラックをロックします。ロックされ
たトラックを保存先トラックとして指定することはできますが、ロックされたトラックにメディ
アが組み込まれることはありません。トラックをロックすると、
「タイムライン」上のトラック
に斜線が表示されます。
単一のトラックをロックするには:
m
トラックの左にあるトラックのロックコントロールをクリックします。
アイコンが閉じた鍵の形に変わり、トラック上に斜線が表示されます。ロックしたトラックには、
そのロックを解除するまで編集項目を配置できません。
キーボードショートカットを使用してビデオトラックをロックするには:
m
F4
キーを押し、ロックするトラックの番号のキーを押します(
1
∼
9
の範囲で入力できます)。
キーボードショートカットを使用してオーディオトラックをロックするには:
m
F5
キーを押し、ロックするトラックの番号のキーを押します(
1
∼
9
の範囲で入力できます)。
シーケンス内のすべてのビデオトラックをロックするには:
m
Shift
キーを押したまま
F4
キーを押します。
シーケンス内のすべてのオーディオトラックをロックするには:
m
Shift
キーを押したまま
F5
キーを押します。
選択されているトラックを除いて、ほかのすべてのオーディオトラックまたはビデオトラックを
ロックするには:
m
Option
キーを押したまま、ロックしないトラックのロックコントロールをクリックします。
コントロールが
ロック位置に変わります。
コントロールを再び
クリックすると、
トラックのロックが
解除されます。
トラックに斜線が重ねて
表示され、ロックされて
いることを示します。
第
8
章
タイムラインでトラックを操作する
129
IIIIIIII
トラックを無効にして再生時に内容を非表示にする
トラック全体を無効にして、再生時にトラックの内容を非表示にすることができます。無効にし
たトラック上のクリップは、シーケンスを再生するときに表示されず、音声も出ません。また、
レンダリングされることもなければ、テープに出力されることもありません。
無効にしたトラック上の項目は、引き続き編集することができます。再生時に「キャンバス」に
表示されないだけです。トラックの有効と無効はいつでも切り替えることができます。この設定
は、シーケンスや、シーケンスに組み込まれるクリップに対して恒久的に影響するわけではあり
ません。
トラックを無効にするにはいくつかの理由があります:
Â
オーディオのミックスに集中している間、一時的にオフにしたいオーディオがトラックに含ま
れている。
Â
シーケンスのトラックに代替の編集クリップが含まれており、まだ使用することが確定してい
ない。この代替シーケンスを予備のビデオトラックに組み込んでおくと、必要に応じて有効/
無効を切り替えて、
2
種類の異なるクリップ配置をすばやく切り替えることができます。
Â
トラックに、スーパーインポーズサブタイトルなど一時的に無効にしたいエフェクトが含まれ
ている。このトラックを無効にすることにより、シーケンスを再生する前にエフェクトがレン
ダリングされるのを回避できますが、
「タイムライン」上ではそのエフェクトを維持すること
ができます。
1
つのトラックを除いてシーケンスのトラックをすべて無効にすることによって、
1
つのトラッ
クだけを有効にすることができます。