「タイムライン」で単純な挿入編集と上書き編集を実行する
「タイムライン」にクリップをドラッグするときに、挿入編集または上書き編集を実行すること
ができます。
(挿入編集と上書き編集の詳細については、
149
ページの「
さまざまなタイプの編
集を実行する
」を参照してください。
)
「タイムライン」内の各トラックは、薄いグレイの線で
2
つの領域に分けられています。クリップをドラッグするトラックの位置によって、挿入編集と上
書き編集のどちらが行われるかが決まります。
トラックのある領域から別の領域にポインタを移動すると、ポインタが変化して編集のタイプを
示します。右矢印は挿入編集、下矢印は上書き編集を表します。
参考:
「ブラウザ」からクリップをドラッグすると、
「キャンバス」で対応する編集ボタンがハイ
ライトされます。
シーケンスに組み込みたい
クリップを、ドラッグして
選択します。
上書き編集領域
(下
2/3
)
挿入編集領域
(上
1/3
)
140
Part II
ラフ編集
「ビューア」の「ビデオ」タブからクリップをドラッグするには、
「ビューア」のビデオ画像内の
任意の位置をクリックしてドラッグします。
「ビューア」のオーディオタブからクリップをドラッ
グするには、ドラッグハンドをクリックしてからドラッグします。
参考:マルチクリップを「ビューア」から「キャンバス」または「タイムライン」へドラッグす
るには、「ビューア」内で
Option
キーを押しながらドラッグする必要があります。
「タイムライン」にクリップをドラッグすると、
「キャンバス」に
2
つのフレームが表示され、実
行している編集作業のシーケンスのイン点とアウト点が表示されます。このフレームに表示され
る内容は、編集の種類によって異なります。
Â
上書き編集を行っている場合、
2
フレーム表示部には、組み込まれる直前のクリップ(左側)
と直後のフレーム(右側)が表示されます。クリップの名前がフレームの上部に、ソースのタ
イムコード値がフレームの下部にそれぞれ表示されます。
Â
挿入編集を行っている場合、
2
フレーム表示部には隣接する
2
つのフレームが表示されます。こ
れは、クリップを挿入した位置で既存のクリップが分割されるためです。
Â
クリップを「タイムライン」の空白の領域に組み込む場合 、
2
フレーム表示部の
2
つのフレーム
は、実行している編集の種類にかかわらず黒色で表示されます。
参考:
Caps Lock
キーがオンになっている場合、
2
フレーム表示部を使用することはできません。
ドラッグハンド
挿入される
ソースクリップの
直前のシーケンスフレーム
挿入される
ソースクリップの
直後のシーケンスフレーム
第
9
章
タイムラインにドラッグする編集
141
IIIIIIII
挿入編集を実行するには:
m
「タイムライン」内のトラックの上
1/3
の範囲にクリップをドラッグします。
上書き編集を実行するには:
m
「タイムライン」内のトラックの下
2/3
の範囲にクリップをドラッグします。
参考:シーケンスクリップをシーケンス内の別の位置にドラッグすると、デフォルトでは上書き
編集が実行されます。代わりに挿入編集を実行するには、クリップのドラッグを始めた後、
Option
キーを押したままにします。
挿入編集を行うときは、
トラックの上
1/3
の範囲に
クリップをドラッグします。
上書き編集を行うときは、
トラックの下
2/3
の範囲に
クリップをドラッグします。
142
Part II
ラフ編集