Final Cut Pro 6 - 「タイムライン」で単純な挿入編集と上書き編集を実行する

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「タイムライン」で単純な挿入編集と上書き編集を実行する

「タイムライン」にクリップをドラッグするときに、挿入編集または上書き編集を実行すること

ができます。

(挿入編集と上書き編集の詳細については、

149

ページの「

さまざまなタイプの編

集を実行する

」を参照してください。

「タイムライン」内の各トラックは、薄いグレイの線で

2

つの領域に分けられています。クリップをドラッグするトラックの位置によって、挿入編集と上

書き編集のどちらが行われるかが決まります。

トラックのある領域から別の領域にポインタを移動すると、ポインタが変化して編集のタイプを

示します。右矢印は挿入編集、下矢印は上書き編集を表します。

参考:

「ブラウザ」からクリップをドラッグすると、

「キャンバス」で対応する編集ボタンがハイ

ライトされます。

シーケンスに組み込みたい

クリップを、ドラッグして
選択します。

上書き編集領域

(下

2/3

挿入編集領域

(上

1/3

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140

Part II

ラフ編集

「ビューア」の「ビデオ」タブからクリップをドラッグするには、

「ビューア」のビデオ画像内の

任意の位置をクリックしてドラッグします。

「ビューア」のオーディオタブからクリップをドラッ

グするには、ドラッグハンドをクリックしてからドラッグします。

参考:マルチクリップを「ビューア」から「キャンバス」または「タイムライン」へドラッグす

るには、「ビューア」内で

Option

キーを押しながらドラッグする必要があります。

「タイムライン」にクリップをドラッグすると、

「キャンバス」に

2

つのフレームが表示され、実

行している編集作業のシーケンスのイン点とアウト点が表示されます。このフレームに表示され

る内容は、編集の種類によって異なります。

Â

上書き編集を行っている場合、

2

フレーム表示部には、組み込まれる直前のクリップ(左側)

と直後のフレーム(右側)が表示されます。クリップの名前がフレームの上部に、ソースのタ

イムコード値がフレームの下部にそれぞれ表示されます。

Â

挿入編集を行っている場合、

2

フレーム表示部には隣接する

2

つのフレームが表示されます。こ

れは、クリップを挿入した位置で既存のクリップが分割されるためです。

Â

クリップを「タイムライン」の空白の領域に組み込む場合 、

2

フレーム表示部の

2

つのフレーム

は、実行している編集の種類にかかわらず黒色で表示されます。

参考:

Caps Lock

キーがオンになっている場合、

2

フレーム表示部を使用することはできません。

ドラッグハンド

挿入される

ソースクリップの

直前のシーケンスフレーム

挿入される

ソースクリップの
直後のシーケンスフレーム

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9

タイムラインにドラッグする編集

141

IIIIIIII

挿入編集を実行するには:

m

「タイムライン」内のトラックの上

1/3

の範囲にクリップをドラッグします。

上書き編集を実行するには:

m

「タイムライン」内のトラックの下

2/3

の範囲にクリップをドラッグします。

参考:シーケンスクリップをシーケンス内の別の位置にドラッグすると、デフォルトでは上書き

編集が実行されます。代わりに挿入編集を実行するには、クリップのドラッグを始めた後、

Option

キーを押したままにします。

挿入編集を行うときは、
トラックの上

1/3

の範囲に

クリップをドラッグします。

上書き編集を行うときは、
トラックの下

2/3

の範囲に

クリップをドラッグします。

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142

Part II

ラフ編集