Final Cut Pro 6 - オーディオチャンネルペアでのリンク動作について学ぶ

background image

オーディオチャンネルペアでのリンク動作について学ぶ

ビデオクリップ項目またはオーディオクリップ項目のリンクのほかに、ペアのオーディオ項目を

ステレオペアとしてリンクすることもできます。ステレオリンクは特別な種類のオーディオ項目

リンクで、

「タイムライン」で並べて配置されている

2

つのオーディオクリップ項目に適用が限

られます。

ステレオペアでは、

2

つのオーディオ項目のオーディオレベル、パン設定、エフェクトを

1

度に

制御できます。ペアの一方の項目に加えられた修正は、もう一方の項目にも影響します。これは、

音楽、ステレオサウンド効果、そのほかのステレオで録音されたすべてのオーディオで作業する

場合に便利です。

「リンクされた選択」ボタンを使って「リンクされた選択」をオフにしている場

合でも、ステレオペアの

1

つの項目を個別に選択することはできません。

ステレオ・オーディオの詳細については、

Volume

3

の第

1

章「オーディオの基礎」を参照してく

ださい。

同期ずれインジケータには、

元のオフセットではなく
新しいオフセットが表示されます。

background image

14

ビデオとオーディオの同期を取ってリンクする/編集する

229

IIIIIIII

クリップに

2

つのモノラルオーディオチャンネルが含まれている場合:

Â

「タイムライン」では、モノラルオーディオ項目はそれぞれ、ほかのリンクされたすべての項

目と同じように扱われます。

「リンクされた選択」がオンの場合、

1

つの項目をクリックする

と、両方の項目が選択されます。また、オフの場合は、一度に

1

つの項目だけを選択できます。

Â

「ビューア」では、モノラルチャンネルはそれぞれ、クリップに含まれるチャンネルの数に応

じてモノラル(

A1

)とモノラル(

A2

)、モノラル(

A3

)とモノラル(

A4

)などの名前の付い

た独自のタブを持っています。

1

つのモノラルチャンネルに適用されたレベル、パンの設定、

フィルタは、もう片方のチャンネルには適用されません。

クリップにオーディオチャンネルのステレオペアが含まれている場合:

Â

「タイムライン」では、ペアは

1

つのリンクされた項目として扱われます。ステレオペア項目は

常に同じ長さで、別々に修正したり選択することはできません。オーディオ項目のステレオペ

アを「タイムライン」で選択する場合は、

「リンクされた選択」がオフになっているとしても、

両方が一緒に選択されます。

Â

「ビューア」では、ステレオペアは

「ステレオ(

A1A2

」という

1

つのタブとして表示されま

す。複数のステレオペアがリンクされている場合、ステレオペアの番号は、

「ステレオ(

A3A4

「ステレオ(

A5A6

)」のように増加していきます。このタブには両方のオーディオチャンネル

の波形が表示されます。一方のトラックに適用したレベルまたはエフェクトは、もう一方のト

ラックにも自動的に適用されます。

ステレオペアの作成や分離の詳細については、

285

ページの第

17

章「

オーディオ編集の基本

を参照してください。