複数のリンクされたオーディオ項目の間の同期関係を理解する
「タイムライン」で、最大で
24
のオーディオ項目を
1
つのビデオ項目にリンクできます。そのた
め、クリップの複数のオーディオ項目をスリップさせると、同期関係が複雑になることがありま
す(スリップ編集の詳細については、
321
ページの「
「タイムライン」でクリップをスリップさ
せる
」
を参照してください)。これは、前に説明したのと同じ同期ずれインジケータを使えば、容
易に管理できます。
結合したクリップを作成したり、「タイムライン」で複数の項目をリンクしたりすると、ビデオ
項目がアンカー項目とみなされ、ほかのすべてのリンクされたオーディオ項目の同期で、このビ
デオ項目が比較されます。ビデオ項目がなく、オーディオクリップ項目をリンクする場合、
「タ
イムライン」で最上位に表示されるオーディオ項目がアンカー項目となります。
次の例では、オーディオ項目の
3
つのステレオペアが
1
つのビデオ項目にリンクされています。
項目の
1
つのペアを同期から外して移動すると、
1
つの同期ずれが生じ、正または負の時間値を
もつ同期ずれインジケータが、ビデオ項目とオーディオ項目の両方に表示されます。
218
Part II
ラフ編集
オーディオ項目の
2
番目のペアを異なる量だけ同期から外して移動すると、アンカー項目から同
期ずれを起こしたそれぞれのオーディオ項目に、個々のアンカー項目(この例ではビデオ項目)
からのオフセットを示す同期ずれインジケータが付きます。アンカー項目は、継続時間を持たな
いミックス同期インジケータを表示します。このように、複数のリンクされた項目はそれぞれ異
なる量で同期を外すことができます。