Final Cut Pro 6 - 複数のリンクされたオーディオ項目の間の同期関係を理解する

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複数のリンクされたオーディオ項目の間の同期関係を理解する

「タイムライン」で、最大で

24

のオーディオ項目を

1

つのビデオ項目にリンクできます。そのた

め、クリップの複数のオーディオ項目をスリップさせると、同期関係が複雑になることがありま

す(スリップ編集の詳細については、

321

ページの「

「タイムライン」でクリップをスリップさ

せる

を参照してください)。これは、前に説明したのと同じ同期ずれインジケータを使えば、容

易に管理できます。

結合したクリップを作成したり、「タイムライン」で複数の項目をリンクしたりすると、ビデオ

項目がアンカー項目とみなされ、ほかのすべてのリンクされたオーディオ項目の同期で、このビ

デオ項目が比較されます。ビデオ項目がなく、オーディオクリップ項目をリンクする場合、

「タ

イムライン」で最上位に表示されるオーディオ項目がアンカー項目となります。

次の例では、オーディオ項目の

3

つのステレオペアが

1

つのビデオ項目にリンクされています。

項目の

1

つのペアを同期から外して移動すると、

1

つの同期ずれが生じ、正または負の時間値を

もつ同期ずれインジケータが、ビデオ項目とオーディオ項目の両方に表示されます。

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Part II

ラフ編集

オーディオ項目の

2

番目のペアを異なる量だけ同期から外して移動すると、アンカー項目から同

期ずれを起こしたそれぞれのオーディオ項目に、個々のアンカー項目(この例ではビデオ項目)

からのオフセットを示す同期ずれインジケータが付きます。アンカー項目は、継続時間を持たな

いミックス同期インジケータを表示します。このように、複数のリンクされた項目はそれぞれ異

なる量で同期を外すことができます。