Final Cut Pro 6 - 「タイムライン」でクリップを延長する/短縮する

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「タイムライン」でクリップを延長する/短縮する

「タイムライン」でクリップを延長したり短縮したりするには、再生ヘッドの現在位置に編集点

を調整するように「

Final

Cut

Pro

」に指示するのが簡単な方法です。延長編集では、

2

つのク

リップ間の編集点が「タイムライン」の再生ヘッドの位置に移動します。

参考:延長編集と呼ばれることが多いのですが、この方法で簡単にクリップを短縮することも可

能です。

ドラッグしてクリップの長さを調整している間は、
現在の編集点の位置にあるフレームが

「キャンバス」に表示されます。

シーケンス上のこれ以降の

クリップは影響を受け

ません。左にリップルして

ギャップ閉じることは

ありません。

リサイズの結果生じたギャップ

操作後

編集前

編集後
(拡張)

A

A

編集前

編集後
(短縮)

A

A

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19

クリップのトリムについて学ぶ

349

IIIIIIIIIIII

「リンクされた選択」を無効にして延長編集を行うことにより、効率的にスプリット編集項目を

作成できます。延長編集を使用すると、多数の編集点を「タイムライン」の同じ位置にすばやく

そろえることも可能です。たとえばムービー末尾のすべてのクリップをまったく同じ場所で終了

するには、「タイムライン」でそれぞれのトラックの最終編集点を選択し、すべてのクリップを

終了する位置に再生ヘッドを移動してから、延長編集を使用してすべての編集点を再生ヘッドの

位置に同時に移動します。

延長編集を使用して「タイムライン」でクリップの継続時間を変更するには:

1

「選択」ツールまたは「選択の編集」ツールを使って、延長するクリップの編集点を選択します。

参考:スプリット編集項目を作成するには、

「タイムライン」でリンクされた選択コントロール

を無効にするか、

Option

キーを押してリンクされた選択を一時的に無効にします。

2

選択されている編集点を移動したいシーケンス上の移動先に再生ヘッドを移動します。

3

「シーケンス」>「編集点を拡張」と選択します(または

E

キーを押します)

選択した編集点が、再生ヘッドの位置までロールされます。

「選択の編集」ツールを使用して複数のトラック上のクリップ項目にまたがる複数の編集点を選

択した場合は、それらすべてのクリップの編集点が再生ヘッドの位置に移動します。

参考:クリ ップで 使用可 能なメ ディア 全体の 長さ以 上に編 集点を 延長し よう として も、

Final

Cut

Pro

」は編集点を延長しません。

操作前

操作後

このクリップは短くなります。

このクリップは長くなります。

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Part III

編集を微調整する