Final Cut Pro 6 - トリム時の警告メッセージの概要

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トリム時の警告メッセージの概要

不可能な編集を実行しようとすると、「

Final

Cut

Pro

」は警告メッセージを表示します。

「内容が不十分なため編集できません」

「ブラウザ」か「ビューア」から「キャンバス」にドラッグする場合など、

3

ポイント編集を実

行しようとして、要求した編集を達成するために十分なフレームがソースクリップのメディア

ファイルにない場合は、このメッセージが表示されます。このダイアログを閉じるには「

OK

」を

クリックします。

たとえばシーケンスのイン点とアウト点を設定し、

10

秒間の編集点を作成したとします。次に

「ブラウザ」から「キャンバス」の編集オーバーレイの「上書き」セクションに、

5

秒間のソー

スクリップをドラッグしても、

シーケンスにマークした

10

秒の継続時間を埋めるために十分な

メディアがソースクリップにないので、「内容が不十分なため編集できません」というメッセー

ジが表示されます。

「メディアの限界」

このメッセージは、トリムしているシーケンスのクリップ項目のうちいずれかに十分なメディア

がないため、トリムを続けられないことを表します。選択したそのほかのクリップ項目に十分な

メディアがあっても、この警告は発生します。

たとえば、トラック

V1

A1

A2

でクリップ項目のアウト点を選択し、編集点を右にロールした

とします。

V1

のクリップ項目が短い場合は、メッセージ「

V1

上のメディアの限界」が表示され

ます。いずれかのクリップ項目のメディア制限を越えて編集点をロールすることはできません。

メディアの
限界メッセージ

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Part III

編集を微調整する

「クリップの破損」

選択していないクリップ項目が別のクリップ項目を上書きしてしまう原因となる編集を実行し

ようとすると、このメッセージが表示されます。一般的に、トラックでリップル編集を実行しよ

うとしても別のクリップ項目が途中にあるため、そのほかのトラックで選択していないクリップ

項目をリップルできない場合に、このメッセージが表示されます。

たとえば、トラック

V1

でクリップ項目をリップルして、そのクリップ項目を

10

秒短縮しようと

しているとします。リップル編集では、編集点の右にあるすべてのクリップ項目が、トリムして

いる量だけ左右に移動します。この場合は、すべてのクリップ項目が

10

秒間分左に移動して

ギャップが埋められます。しかし、

A1

A2

のクリップ項目は、このトラックの途中にそのほ

かのクリップ項目があるので、

10

秒間分左に移動することができません。このため、

「クリップ

の破損」メッセージが表示されます。

「クリップの破損」メッセージは、シーケンスのクリップ項目が誤って上書きされないことを

Final

Cut

Pro

」が確認していることを示すため重要です。シーケンスの一部でリップル編集を

実行しており、シーケンスの後のクリップ項目がどのように影響を受けるかを確認できない場

合、これは特に重要です。

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