シーケンスのクリップを別のシーケンスへコピーする
クリップの同じ部分を
2
つのシーケンスで使いたい場合には、シーケンス間でクリップを簡単に
コピーすることが可能です。シーケンス間でクリップをコピーするには、目的のクリップをド
ラッグするか、「コピー」コマンドおよび「ペースト」コマンドを使用します。
クリップを別のシーケンスにドラッグしてコピーするには:
1
「タイムライン」で両方のシーケンスを開きます。
2
タブの部分をクリックしたままシーケンスを「タイムライン」の外側にドラッグし、新しいウイ
ンドウを作成します。
2
つの「タイムライン」ウインドウが画面に表示され、他のウインドウと重なっていないことを
確認します。
3
コピーしたい
1
つまたは複数のクリップを選択します。
4
以下のいずれかの操作を行います:
第
23
章
シーケンス間での組み込み
413
IIIIIIIIIIII
Â
挿入編集するには、マウスのポインタをトラックの上の部分に置いて(ポインタが右向き矢印
に変わります)、クリップを別のシーケンスで表示したい位置にドラッグします。
414
Part III
編集を微調整する
Â
上書き編集するには、マウスのポインタをトラックの下の部分に置いて(ポインタが下向き矢
印に変わります)
、クリップを別のシーケンスの目的の位置にドラッグします。
5
マウスボタンを放します。
1
番目のシーケンスで選択したクリップがコピーされ、
2
番目のシーケンスに組み込まれます。
「コピー」コマンドおよび「ペースト」コマンドを使用してクリップを別のシーケンスにコピー
するには:
1
コピーしたい
1
つまたは複数のクリップを含むシーケンスを開きます。
2
「タイムライン」で
1
つまたは複数のクリップを選択して、
「編集」>「コピー」と選択します(ま
たはコマンド+
C
キーを押します)
。
3
クリップのコピー先にしたいシーケンスを開きます。
4
クリップをペーストしたいトラックの自動選択コントロールが有効になっていることを確認し
ます。
詳細については、
185
ページの「
自動選択を使って選択対象のトラックを指定する
」を参照して
ください。
自動選択がすべてのトラックで有効または無効になっている場合、クリップは
V1
、
A1
から順に
配置されます(ペーストされたオーディオクリップ項目の数に対応)。
第
23
章
シーケンス間での組み込み
415
IIIIIIIIIIII
5
「タイムライン」の
2
番目のシーケンスでは、以下のいずれかの操作を行います:
Â
コピーされる
1
つまたは複数のクリップの先頭を置きたい位置に再生ヘッドを配置します。
Â
再生ヘッドの位置フィールドに、コピーされる
1
つまたは複数のクリップの先頭を置きたい位
置のタイムコード番号を入力します。
6
「編集」メニューから「ペースト」を選択します(コマンドキーを押したまま
V
キーを押します)。
コピーしたクリップが、
2
番目のシーケンスにペーストされます。
重要:
別のプロジェクトに属するシーケンス間でクリップをコピー&ペーストした場合、ペース
トされたクリップはすべて独立したクリップとなります。これは、マスタークリップと関連ク
リップの関係は
1
つのプロジェクト内に限られるためです。独立したクリップに対するマスター
クリップを作成するには、シーケンスを選択して、
「ツール」>「マスタークリップを作成」と
選択します。
416
Part III
編集を微調整する