ネストしたシーケンスの利点と不利な点
ネストしたシーケンスをプロジェクトで使用する前に、ネストしたシーケンスを使用する作業の
利点と不利な点について理解しておくことが重要です。
利点
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ネストすることによって、クリップのシーケンス全体を何度でも繰り返し使用することが可能
になります。ネストしたシーケンスを変更すると、変更は繰り返し使用されているすべての部
分に反映されます。
不利な点
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シーケンスを複数の階層にネストすると、必要な処理量が増えるので表示に時間がかかります。
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EDL
を書き出す場合、ネストしたシーケンスによりタイムコード番号とリール名が分かりづら
くなる可能性があります。
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OMF
ファイルを書き出す場合、ネストしたシーケンスは一緒にミックスされ、
1
つのオーディ
オメディアファイルとして書き出されます。
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ネストしたシーケンスにより、メディアの管理が複雑になります。
シーケンスをネストしたくない場合も、あるシーケンスの内容を別のシーケンスに組み込むこと
ができます。詳細については、
422
ページの「
1
つのシーケンスの内容を別のシーケンスにネス
トしないで組み込む
」を参照してください。