ネストしたシーケンスの継続時間を変更して、ネストしたシーケンスの後続ク
リップをリップルする
シーケンスを別のシーケンス(親シーケンスと呼ばれることもあります)にネストすると、継続
時間に関連する元のネストしたシーケンスに対する変更が親シーケンスに反映されます。たとえ
ば、元のネストしたシーケンス内のクリップを短くした場合、シーケンス全体の継続時間が変わ
ります。この結果、親シーケンス内のネストしたシーケンスの継続時間も変わり、短いネストし
たシーケンスを補間するために親シーケンス内の後続クリップがリップルします。
この機能がなければ、ネストしたシーケンスの
1
つの継続時間を変更するたびに親シーケンスに
ギャップができてしまうことになります。これは、ムービーの各シーンが別のシーケンスに入っ
ている場合に特に便利です。すべてのシーンを一緒に編集した後で、シーンシーケンスのいずれ
かを再編集することになった場合は、行った変更がマスターシーケンス内のすべての項目に自動
的にリップル編集されます。
このネストしたシーケンスが
選択したクリップと
置き換わります。
第
23
章
シーケンス間での組み込み
421
IIIIIIIIIIII
たとえば、継続時間が
10
秒のシーケンス
B
を、その右側にもっとたくさんのクリップが表示さ
れている別のシーケンスの中にネストしたとします。
シーケンス
B
を開き、その末尾にさらに
2
つのクリップを追加すると、その継続時間は
10
秒か
ら
15
秒に延長されます。いったんこれを行うと、ネストしているシーケンス
B
の右側にある親
シーケンスのすべてのクリップが自動的に
5
秒分右側にリップルされ、ネストされたシーケンス
B
の延長分を提供します。
重要:
ネストしたシーケンスの継続時間を親シーケンス内で変更する場合や、親シーケンスにネ
ストする前にシーケンスにイン点とアウト点を設定する場合は、ネストしたシーケンスの内容を
調節しても親シーケンス内のクリップはリップルされなくなります。
別のシーケンスの内部に
ネストしたシーケンス
B
シーケンス
B
にクリップを追加すると
親シーケンスがリップルされます。
422
Part III
編集を微調整する
1