数値を指定して正確なスリップ編集を実行する
マウスを使ってクリップを数フレームだけスリップさせることが難しいことがあります。数値を
指定してクリップをスリップさせる方がはるかに簡単です。
タイムコードを利用して「タイムライン」でクリップをスリップさせるには:
1
「ツールパレット」から「スリップ」ツールを選びます(または
S
キーを押します)
。
2
「タイムライン」でクリップを選択します。
参考:複数のクリップを選択するには、
Shift
キーを押したまま、各クリップを選択します。
3
以下のいずれかの操作を行います:
Â
+(プラス)か−(マイナス)に続けてスリップするフレーム数を入力し、
Return
キーを押し
ます。
Â
[
(左ブラケット)または
<
(右開きの不等号)を押して、クリップを
1
フレーム右にスリップ
させます。
Â
]
(右ブラケット)または
>
(左開きの不等号)を押して、クリップを
1
フレーム左にスリップ
させます。
Â
Shift
+
[
または
Shift
+
<
を押して、クリップをデフォルト数のフレームだけ右にスリップさせ
ます。
Â
Shift
+
]
または
Shift
+
>
を押して、クリップをデフォルト数のフレームだけ左にスリップさせ
ます。
参考:
「ユーザ環境設定」ウインドウの「編集」タブで「複数フレームのトリムサイズ」設定を
変更して、トリミングするフレームのデフォルト数を指定できます。
(詳細については、
Volume
4
の第
23
章「設定と環境設定を選択する」を参照してください。)
4
「イン点からアウト点まで再生」ボタンをクリックして(または
Shift
+
]
キーを押して)シーケン
スクリップのイン点とアウト点の間の新しいセクションを再生します。
タイムコード入力フィールドに
クリップをスリップさせる量が
表示されます。
第
18
章
スリップ、スライド、リップル、およびロール編集を実行する
325
IIIIIIIIIIII
「タイムライン」で複数のクリップ項目を一度にスリップさせるには:
1
「ツールパレット」から「選択」ツールを選択します(または、
A
キーを押します)
。
コマンドキーを押したままにして、一時的に「スリップ」ツールを「選択」ツールに変えること
もできます。
2
「タイムライン」で複数のクリップ項目を選びます。
選択したクリップ項目が
1
つまたは複数のトラックにまたがる場合があります。選択したクリッ
プ項目がとなり合っている必要はありません。たとえば、コマンドキーを押したまま、クリップ
項目をクリックして、連続していないクリップ項目を選択できます。
3
「ツールパレット」から「スリップ」ツールを選びます(または
S
キーを押します)
。
4
正または負のタイムコード値を入力して、選択したクリップ項目をすべてその値の分だけスリッ
プさせて、
Enter
キーを押します。
選択したクリップ項目が入力した継続時間だけスリップします。選択したクリップ項目のうちの
1
つがスリップできない場合、選択したどの項目もスリップしません。