トランジションについて
(
371
ページ)
Â
トランジションを付加する
(
375
ページ)
Â
トランジションの移動、コピー、削除
(
380
ページ)
Â
「タイムライン」でトランジションを修正する
(
382
ページ)
Â
デフォルト・トランジションとよく使うトランジションを操作する
(
385
ページ)
Â
トランジションの重複フレームを見つける
(
388
ページ)
Â
「
Final
Cut
Pro
」に付属のビデオトランジション
(
389
ページ)
参考:この章では、ビデオトランジションを中心に説明しています。
「
Final
Cut
Pro
」には、ク
リップ間のオーディオの変化をスムーズにするために使用する
2
つのオーディオトランジション
も付属しています。オーディオトランジションの使用の詳細については、
305
ページの「
オー
ディオトランジションを使って音の変化をスムーズにする
」を参照してください。ビデオトラン
ジションとオーディオトランジションを適用する場合は、この章をご覧ください。
トランジションについて
トランジションとは、編集済みシーケンスの
1
つのクリップから次のクリップへの移行に使われ
る視覚的な効果です。初期のフィルム編集では、即時に表示できるトランジションはカットだけ
でした。最も簡単なトランジションであるディゾルブでさえ、光学プリンタで特別に設定し、エ
ディタに送り返して表示しなければなりませんでした。すべての処理に費用がかかり、数日を要
することもありました。
372
Part III
編集を微調整する
ビデオを使うことで、この処理が高速かつ簡単になりました。
2
つのビデオ信号をミキシングす
ることにより、ディゾルブを即時に確認し、満足できる結果かどうかを判断することができます。
エフェクトがどのような外観になるかをすばやく確認できるようになるほど、エフェクトを必要
性に合わせてすばやく微調整できるようになります。フィルム編集者は、かつてはトランジショ
ンを実際にプレビューすることはできず、トランジションの外観や継続時間を予想しなくてはな
りませんでした。編集中にトランジションを試す時間も予算もありませんでした。ビデオシステ
ム、および特にノンリニア編集システムでは、ディゾルブやフェードなどのトランジションのプ
レビューがはるかに容易になっています。
「
Final
Cut
Pro
」では、思い通りのトランジションが
得られるまで、トランジションの調整とプレビューを続けることができます。