一般的なトランジションのタイプ
カットは、最も基本的なトランジションのタイプであり、継続時間がありません。あるショット
が終わるとほかのショットがすぐに始まり、重なる部分はありません。これ以外のトランジショ
ンは、すべて一方のショットが他方のショットに徐々に置き換わります。よく使われるトランジ
ションとして、時間の経過と共に発生する
3
つのトランジションがあります。フェード、ディゾ
ルブ、およびワイプです。
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フェードアウトは、最高輝度のショットから始まり、輝度がなくなるまで画面が暗くなりま
す。フェードインは、輝度のないショットから始まり、最高輝度になるまで画面が明るくなり
ます。これらが、一般的な「フェード・トゥー・ブラック」トランジションと「フェードアッ
プ・フロム・ブラック」トランジションです。
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ディゾルブには
2
つのショットが関係します。最初のショットがフェードアウトし、同時に
2
番
目のショットがフェードインします。ディゾルブの間、
2
つのショットはフェードしながら
スーパーインポーズされます。
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ワイプでは、画面が分割され、画面の境界が一方から他方へ移動しながら次のショットが徐々
に現れます。フェードやディゾルブよりも効果がはっきりしています。
「
Final
Cut
Pro
」には、
2
つのオーディオトランジションも付属しています。 その
2
つとは、+
3dB
クロスフェード(デフォルト設定)と
0dB
クロスフェードです。
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クロスフェード(曲線的に+ 3dB): このトランジションは、「クロスフェード(直線的に+
0dB
)
」と同様に動作しますが、直線的な傾斜ではなく、等出力傾斜を音量レベルに適用します。
参考:等出力傾斜では、フェードアウトに
1/4
サイクルのコサインカーブを使用し、フェード
インに
1/4
サイクルのサインカーブを使用します。その結果、クロスフェード全体にわたって
音量が一定レベルに保たれます。
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クロスフェード(直線的に 0dB)
: 最初のクリップをフェードアウトし、同時に
2
番目のクリッ
プをフェードインします。このエフェクトは、音量レベルに直線的な傾斜を適用します。その
結果、クロスフェードの中間で音量が低下します。
各クロスフェードは、トランジションで音量が変化するパターンが異なります。どちらのクロス
フェードを選択するかは、クロスフェードを付加するクリップによって異なります。両方のクロ
スフェードを聞き比べて、効果の高い方を選択してください。
第
21
章
トランジションを付加する
373
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