チャンネルモノラル録音を識別する
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チャンネルオーディオで作業する場合、本当のステレオ録音と、
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つのトラックを使用して
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つの個別のモノラルチャンネルを録音したものとを区別できることが重要です。これはデュアル
モノ録音といいます。
デュアルモノ録音の例として、以下のような場合があります:
Â
2
つの個別のマイクを使用して、
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人の俳優の話し声など
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つの個別の音声を録音する場合。こ
れらのマイクはそれぞれの俳優の声を個別に録音しており、決してステレオの左右構成では配
置されていません。この場合はステレオ録音ではなく、
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つの別々のモノラルチャンネルで同
期した音声を作ることが目的です。
Â
2
つのチャンネルがまったく同じ信号を持つ場合。
両方のチャンネルがまったく同じ情報で成り
立っているので、これはモノラル録音と変わりありません。各チャンネルのゲイン設定が少し
異なっている場合、プロダクションオーディオをこの方法で録音することがあります。この方
法では、
1
つのチャンネルが歪んでも低いレベルで録音された予備チャンネルがあります。
Â
トラック
1
がセリフでトラック
2
がタイムコードオーディオ信号、またはトラック
1
が音楽でト
ラック
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がサウンドエフェクトであるなど、
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つの音声にまったく関係がない場合。概念とし
ては、前述の例で
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つの個別のセリフのトラックを録音することと、あまり変わりありません。
覚えておくべき重要なことは、
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トラックの録音システムを持っているのであれば、それぞれの
トラックに好きな音声を録音できるということです。
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つのトラックを使ってマイクを左右正確
に配置して録音すれば、ステレオ録音ができます。そうでなければ単に
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チャンネルのモノラル
録音です。