Final Cut Pro 6 - デシベルの単位

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デシベルの単位

オーディオメーターには、デシベル単位のラベルが付いています。オーディオメーターのいくつ

かの基準レベルは、電話が発明された時代から何年にもわたって使用され続け、進化して今日の

システムまでたどり着いています。これらの単位の一部は、旧型の機器にしか適用されません。

現在、ほとんどの業務用機器では

dBu

が使われ、民生用機器では

dBV

が使われています。デジ

タルメーターでは

dBFS

が使われています。

Â

dBm: m はミリワット(

mW

)を表し、電力を測る単位です。

(電力は電圧や電流とは異なりま

すが、その両方に関係します。)

これは初期の電話技術から使われていた標準であり、長期に

わたって業務用オーディオの標準でした。

Â

dBu: この基準レベルは電力ではなく電圧を測定し、

0.775

ボルトの基準レベルを使用します。

業務用オーディオ機器では、ほとんどが

dBm

から

dBu

に置き換わっています。現在ではオー

ディオ回路内の電力負荷は、初期の頃ほどオーディオ機器に関係しなくなったため、u は負荷

のない(unloaded)ことを表しています。

Â

dBV: これも

dBu

のように基準電圧を使用しますが、この場合の基準レベルは

1

ボルトであり、

dBu

0.775

ボルトより便利です。

dBV

は家庭用およびセミプロ仕様の機器でよく使用され

ます。

Â

dBFS: この基準はデジタルオーディオレベルを測定するので、ほかの基準とは大きく異なり

ます。デジタルオーディオは、最適信号電圧があるアナログオーディオとは異なり、デジタル

値の範囲全体を均等に適用可能であるため、FS はフルスケール(full-scale)を表しています。

0 dBFS

は歪みなく録音できる、最大のデジタルオーディオ信号です。

dbV

dBu

のようなア

ナログオーディオ基準と異なり、

0 dBFS

を上回る余裕部分はありません。デジタルオーディ

オの測定の詳細については、

57

ページの「

オーディオメーターについて

」を参照してください。