Final Cut Pro 6 - オーディオトラックをオーディオファイルとして書き出す準備をする

第

10

章

オーディオをそのほかのアプリケーションでミキシング用に書き出す

187

IIII

2

ポップ（同期ビープ）を作成するには：

1

「ブラウザ」のシーケンスをダブルクリックして、そのシーケンスを「タイムライン」で開きます。

シーケンスの先頭にスペースがない場合は、

2

ポップ用のスペースを作成する必要があります。

2

「タイムライン」で「編集」＞「すべて選択」と選択して（またはコマンド＋

A

キーを押して）、

「

+200

」と入力します。

シーケンス内のクリップ項目がすべて

2

秒だけ正方向に移動し、

2

ポップ用のスペースができます。

3

「ビューア」でジェネレータポップアップメニューから「カラーバーとトーン」ジェネレータを

選択します。

4

I

キーを押してイン点をマークします。キーボードの右矢印キーを押して

1

フレーム先に移動し、

O

キーを押してアウト点をマークします。

5

「ビューア」にあるこのクリップを、

「タイムライン」のシーケンスの先頭フレームまでドラッグ

します。

6

1

フレーム分のクリップのビデオ部分を

Option

キーを押したままクリックして、その部分だけを

選択します。

使用している形式に
合った「カラーバーと

トーン」

1

フレーム分のクリップの

イン点とアウト点

ビデオだけを選択して

Delete

キーを押します。

188

Part I

オーディオミキシング

7

Delete

キーを押してこのクリップのビデオ部分を削除します。

参考：

2

ポップのビデオ部分を削除しなくても、円形のジェネレータなど、より適切なビデオ

ジェネレータと置き換えることもできます。

8

ステレオのビープをカットして、書き出す各オーディオトラックの先頭と最後から外側に

2

秒の

位置にペーストします。

手順

3

：

必要に応じて、オーディオクリップが重ならないように整頓します

オーディオファイルを書き出すときには、各オーディオクリップの先頭と最後に「のりしろ」

（余

分なオーディオ）を自動的に追加する方法はありません。各オーディオクリップでイン点の前と

アウト点の後ろに余分なオーディオが必要な場合は、シーケンス内の個々のオーディオクリップ

のイン点とアウト点を手作業で変更する必要があります。

参考：のりしろを追加するときは、シーケンス内のクリップの配置を移動しないよう注意します。

場合によっては、

2

つの隣り合うトラック上にオーディオクリップを移動して、 のりしろを含む

オーディオクリップに、重なり合うチェッカーボードパターンを作成する必要があります。

手順

4

：

オーディオフィルタを削除して、一部のオーディオレベルまたはパンのキーフレーム

を削除します

ダイナミックミキシングを除去するには、オーディオクリップからすべてのオーディオフィルタ

を取り除き、オーディオレベルオーバーレイを

0 dB

（デシベル）に平坦化し、さらにステレオ

パンを設定していればそれを削除します。

オーディオ部分だけが
同期ビープとして残ります。

オーディオトラックの先頭に

同期ビープが表示されます。