に書き出し」コマンドを使う
以下の手順に従って、シーケンス内の各オーディオ出力チャンネルの
AIFF
ファイルを書き出し
ます。
オーディオを
AIFF
ファイルへ書き出すには:
1
「ブラウザ」でシーケンスを選ぶか、
「タイムライン」でシーケンスを開きます。
2
「ファイル」>「書き出し」>「オーディオを
AIFF
に」と選択します。
3
「保存」ダイアログで、ファイルの名前と保存先を選びます。
∏
ヒント:複数のオーディオファイルを書き出している場合は、フォルダを作成して、これを保
存先として選択することをお勧めします。
194
Part I
オーディオミキシング
4
ポップアップメニューから、サンプルレート、ビット深度、およびチャンネル設定を選びます。
Â
レート: サンプルレートを低くすると使用する帯域幅が小さくなりますが、品質が低下しま
す。サンプルレートがファイルを渡すオーディオ業者と互換性があることを確認します。通常
はシーケンスの設定で指定したサンプルレートを使いますが、オリジナルのオーディオメディ
アファイルのサンプルレートを使うと理想的です。
Â
96 kHz: この高分解能のサンプルレートは、簡単に
48 kHz
に変換できます。
Â
88.2 kHz: この高分解能のサンプルレートは、簡単に
44.1 kHz
のオーディオファイルに変
換できます。
Â
48 kHz:
DV
形式および数多くのプロ仕様のビデオ形式で、このサンプルレートが使用され
ています。
Â
44.1 kHz: これは、音楽
CD
と一部の
DAT
テープ用のサンプルレートです。
Â
32 kHz:
DV
ビデオカメラの家庭用サンプルレートに相当します。特別な理由がない限り、
オーディオの書き出しにこのサンプレートは使用しないでください。
Â
深度: 各サンプルに使用するビット深度を選びます。
Â
16ビット: これは
DV
形式および音楽
CD
のビット深度です。オリジナルのオーディオメディ
アがすべて
16
ビットで、複数のオーディオトラックを同じオーディオ出力にルーティング
しない場合は、このオプションを選択します。
Â
24 ビット: 他社製の多くのキャプチャカードおよび外部オーディオインターフェイスと互
換性がある、高分解能のビット深度です。ファイルを書き出す場合、特にオーディオファイ
ルの中に
24
ビットのものがある場合や、複数のオーディオチャンネルを同じ出力チャンネ
ルに接続してミキシングする場合は、できるだけ高い品質を保つためにこのオプションを選
択します。
Â
設定:
「グループ化したチャンネル」(複数の
AIFF
ファイル)または「ステレオダウンミック
ス」を選択します。これらのオプションの詳細については、
45
ページの「
オーディオ出力の
書き出し設定
」を参照してください。
5
書き出しの準備ができたら、「保存」をクリックします。
参考:レンダリングが必要なすべてのオーディオは、レンダリングの品質設定にかかわらず、自
動的に高品質でレンダリングされます。
第
10
章
オーディオをそのほかのアプリケーションでミキシング用に書き出す
195
IIII
マルチチャンネルの
QuickTime
ファイルを書き出す
オーディオのグループ化のルールは、
QuickTime
ムービーを書き出す場合も個々の
AIFF
ファイ
ルを書き出す場合も同じです。ステレオ出力ペアは単一のステレオ
QuickTime
オーディオトラッ
クとして書き出され、それぞれのモノラル出力は個別のモノラル
QuickTime
オーディオトラッ
クとして書き出されます。
シーケンスをマルチチャンネルの
QuickTime
ムービーファイルに書き出すには:
1
「ブラウザ」でシーケンスを選ぶか、
「タイムライン」でシーケンスを開きます。
2
「ファイル」>「書き出し」>「
QuickTime
ムービー」と選択します。
3
「保存」ダイアログで、ファイルの名前と保存先を選びます。
4
「設定」ポップアップメニューからシーケンスのプリセットを選びます。
特定のオーディオサンプルレートまたはビット深度を使う場合は、選択したシーケンスの現在の
設定を選ぶことも、または「カスタム設定」オプションを選ぶこともできます。
5
「内容」ポップアップメニューから「オーディオのみ」を選びます。
マルチチャンネルオーディオに加えてビデオも含む完全な
QuickTime
ムービーを書き出す場合
は、
「オーディオとビデオ」を選びます。
6
「独立再生形式で保存」を選択します。
QuickTime
ムービーに作成されるオーディオトラックの数は、「シーケンスの設定」ウインドウ
内の
2
つの領域で決まります。詳細については、
45
ページの「
オーディオ出力の書き出し設定
」
を参照してください。
OMF