オーディオフィルタについて
(
153
ページ)
Â
オーディオフィルタの概要
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154
ページ)
Â
オーディオフィルタの操作
(
162
ページ)
Â
他社製
Audio Units
フィルタをインストールする
(
176
ページ)
オーディオフィルタについて
オーディオのミキシングと処理の目標は、耳障りではなく現実的な音場環境を作ることです。
オーディオフィルタで、耳障りな周波数を取り除き、大きな音を下げ、また音場にアンビエンス
を加えることができます。一般的に、フィルタは元の録音になかったものを加えるのではなく、
ミックスに存在する成分を削る使いかたのほうが、はるかに適しています。音の作用とフィルタ
の影響に精通しているオーディオエンジニアは、いくつかのイコライザとコンプレッションフィ
ルタのみで、すばらしい結果を生み出すことができます。
「
Final
Cut
Pro
」には、イコライゼーション、コンプレッション、エキスパンション、リバーブ
の追加、ボーカルのクリーニング、ノイズ除去に使用できるオーディオフィルタのセットが用意
されています。「
Final
Cut
Pro
」では、
Mac
OS
X Audio Units
プラグイン形式が使用されてい
ます。
オーディオフィルタのパラメータはリアルタイムで調整できるので、クリップ再生中にフィルタ
の設定を変えることも可能です。「オーディオミキサ」の「オーディオキーフレームを記録」ボ
タンが選択されているときは、オーディオフィルタのパラメータに対して行われた変更はすべて
キーフレームとして「
Final
Cut
Pro
」で記録されます。このキーフレームは、調整中のパラメー
タのキーフレームグラフとして、「ビューア」内の当該クリップの「フィルタ」タブに表示され
ます。詳細については、
172
ページの「
キーフレームを使ってオーディオフィルタパラメータを
自動化する
」を参照してください。
154
Part I
オーディオミキシング