オーディオフィルタを自動記録する
「オーディオミキサ」の最上部にある「オーディオキーフレームを記録」ボタンを選択していると
き、再生時にオーディオフィルタを調整すると、そのたびにキーフレームが記録されます。自動
記録は、ポインタをオーディオフィルタコントロールに移動してマウスボタンを押すと開始され、
マウスボタンを放すまで記録が続けられます。記録されるキーフレーム数は、
「ユーザ環境設定」
ウインドウの「編集」タブにある「オーディオキーフレームの記録」ポップアップメニューでの
選択によって決まります。
キーフレームグラフ領域の
イン点とアウト点
第
8
章
オーディオフィルタを使う
171
IIII
オーディオフィルタを自動記録するには:
1
「ツール」>「オーディオミキサ」と選択します(または
Option
+
6
キーを押します)。
2
「オーディオミキサ」の最上部にある「オーディオキーフレームを記録」ボタンを選択します。
∏
ヒント:必要に応じて、再生中に「オーディオキーフレームを記録」ボタンを選択/選択解除
できます。
3
クリップを「ビューア」で開き、
「フィルタ」タブ内のキーフレームグラフ領域で、オーディオ
フィルタを自動記録する位置に再生ヘッドを移動します。
ミキシングしようとするセクションよりも
2
∼
3
秒早めにスタートし、準備時間を確保すること
をお勧めします。
4
再生を始めます。
5
調整するオーディオフィルタコントロール上にポインタを移動し、マウスボタンを押すと自動記
録が始まります。
6
マウスボタンを押したままでいると、自動記録が続けられ、再生が続けられる間、オーディオフィ
ルタパラメータの調整のために選択したコントロールがリアルタイムで移動します。
7
終わったら、マウスボタンを放し、オートメーションの記録を停止します。
シーケンスの再生は続けられ、オーディオフィルタのコントロールは、以前に設定したレベルに
戻ります。
8
そのほかにも続けて調整しておきたいオーディオフィルタコントロールがある場合は、上記
3
∼
7
の手順を繰り返します。
9
調整を終了したら、再生を停止します。
1
つのオーディオフィルタコントロールの調整を終えた後は、再生ヘッドを移動し、別のコント
ロールのための自動記録の先頭に戻すことができます。すでに実行した変更が再生され、すでに
設定した変更に関連してさらに別の調整を行うことができます。このようにして、さまざまな
オーディオフィルタコントロールを使って自動記録を積み重ね、最終的に自分で満足のいくよう
にフィルタを調整することができます。
参考:また、すでにキーフレームを記録したフィルタパラメータを使ってクリップを変更するこ
ともできます。オーディオフィルタコントロールに新たな変更を加えると、以前に記録したキー
フレームは上書きされます。
172
Part I
オーディオミキシング