フェーダを使用してオーディオレベルを調整する
「
Final
Cut
Pro
」では、オーディオレベルの情報をトラックではなくクリップに保存します。
「オー
ディオミキサ」内のフェーダを調整すると、その時点で再生ヘッドの下にあるクリップにのみ反
映されます。クリップのオーディオレベルを直接「タイムライン」または「ビューア」で調整す
る場合も同様です。
再生ヘッドの位置にあるオーディオトラックがクリップを含んでいない場合、そのトラックに対
応するフェーダは自動的に−
∞
dB
(無音)に設定され、フェーダを動かすことはできません。
シーケンスを再生したり一時停止したりした状態で、
「タイムライン」でクリップのオーディオ
レベルを変更できます。
「オーディオキーフレームを記録」ボタンが選択されていない場合、
フェーダレベルを調整してもキーフレームは追加されませんが、クリップ全体の継続時間中に
オーディオレベルが調整されます。クリップにすでにキーフレームがある場合、その前のキーフ
レームと後続のキーフレームの間でレベルが調整されます。
「ユーザ環境設定」ウインドウの「編集」タブにある「オーディオキーフレームの記録」チェッ
クボックスを選択することもできます。
「オーディオミキサ」で
フェーダに加えた変更は
...
...
「タイムライン」上の
再生ヘッドの下にある
オーディオクリップにのみ
反映されます。
86
Part I
オーディオミキシング
フェーダを使用して、クリップのオーディオレベル全体を変更するには:
1
クリップにオーディオレベルキーフレームが適用されていないことを確認します。
2
「オーディオミキサ」の最上部にあるボタンバーの「オーディオキーフレームを記録」ボタンが
選択されていないことを確認します。
3
「タイムライン」で、オーディオレベルを変更するクリップの上に再生ヘッドを配置します。
4
「オーディオミキサ」で、トラックのフェーダを上下にドラッグしてレベルを調整します。