Final Cut Pro 6 - モノラルクリップとステレオクリップでレベルを調整する

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モノラルクリップとステレオクリップでレベルを調整する

「オーディオミキサ」のトラックフェーダは、

2

つのクリップがステレオペアでない限り、それ

ぞれのオーディオクリップを単独で制御します。

Â

モノラルクリップまたはリンクされた複数のモノラルクリップ: トラックのフェーダを単独

で調整できます。たとえば、

2

人の俳優のセリフを個別に録音し、片方が左チャンネル、も

う一方が右チャンネルになっているクリップを取り込んだ場合は、レベルを個別に制御でき

ます。

Â

ステレオペアクリップ: 両方のオーディオトラックのフェーダがロックされ、

1

つのフェー

ダとして動きます。左右両方のオーディオチャンネルでレベルを一貫して変更できるので、

ステレオ音楽クリップで便利です。

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5

オーディオミキサを使う

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IIII

フェーダを移動すると、オーディオレベルフィールドには、現在のレベルを表す数値が表示され

ます。フェーダを放すと、

「タイムライン」のオーディオクリップのオーディオレベルオーバー

レイが変更され、変更内容が反映されます。

フェーダを

0 dB

にリセットするには、以下のいずれかの操作を行います:

m

Control

キーを押したままフェーダをクリックし、ショートカットメニューから「リセット」を

選びます。

m

Option

キーを押したままフェーダの任意の場所をクリックします。

「オーディオミキサ」のすべてのフェーダを

0 dB

にリセットするには:

m

Control

キーを押したままアクティブなトラックのフェーダをクリックして、ショートカットメ

ニューから「すべてリセット」を選びます。

クリップのフェーダを
調整します。

オーディオレベル
フィールド

「タイムライン」の

オーディオレベル

オーバーレイが変更され、
変更内容が反映されます。

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Part I

オーディオミキシング

クリップのオーディオレベルを数値で変更するには:

1

クリップにオーディオレベルキーフレームが適用されていないことを確認します。

2

「オーディオミキサ」の最上部にあるボタンバーの「オーディオキーフレームを記録」ボタンが

選択されていないことを確認します。

3

「タイムライン」で、オーディオレベルを変更するクリップの上に再生ヘッドを配置します。

4

「オーディオミキサ」で、修正するフェーダの下にあるオーディオレベルフィールドに新しい値

を入力し、

Return

キーを押します。

有効な値の範囲は、+

12 dB

から−

167 dB

までです。値を−

167 dB

より大きくすると、自動的

に−

dB

(無音)に変更されます。

5

Return

キーを押します。

フェーダが移動し、新しい値が反映されます。