」でのノーマライズゲインの動作
オーディオのノーマライズは、オーディオのピーク(最大音)サンプルレベルをスキャンして、
「ゲイン」フィルタを適用し、ピークレベルが要求されたレベルになるように増幅または減衰し
ます。デフォルト値は
0dBFS
です。これは、クリップが発生しない範囲での最高のレベルです。
「ゲイン」フィルタによって、全体的なオーディオレベルが引き上げられます。
ほとんどのアプリケーションでは、オーディオのノーマライズはオリジナルを変更する処理であ
り、オーディオファイルが永久に変更されてしまいます。
「
Final
Cut
Pro
」では、クリップのオー
ディオファイルに影響を与えずに「ゲイン」フィルタを適用することで、ノンディストラクティ
ブにノーマライズが適用されます。
「ゲイン」フィルタは無効にしたり削除したりすることがで
き、修正されていないオリジナルのオーディオファイルを確認できます。
ノーマライズゲインをシーケンスのオーディオクリップ項目に適用するには:
1
シーケンスで
1
つまたは複数のクリップ項目を選びます。
2
「修正」>「オーディオ」>「ノーマライズゲインを適用」と選択します。
「ノーマライズゲインを適用」ダイアログが表示されます。
3
「ノーマライズ後の値」フィールドに、すべてのオーディオクリップに対する、ピーク値を引き
上げる目標値を入力して、「
OK
」をクリックします。
ダイアログに進行状況バーが表示され、
「
Final
Cut
Pro
」では各クリップのピーク値の計算が開
始されます。処理が終わると、選択したクリップのそれぞれに、ノーマライズのために適切にゲ
イン調整された「ゲイン」フィルタが適用されます。
まず、オーディオをスキャンして
ピークを検出します。
次に、オーディオのピークが
0 dBFS
になるようにゲインを適用します。
ピークレベル
0 dBFS
でオーディオが
ノーマライズされます。
ピーク
ピーク
0 dBFS
0 dBFS
0 dBFS
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Part I
オーディオミキシング