例:サブフレームのオーディオレベルのキーフレームを設定してク
リックノイズを除去する
シーケンス上のクリップをカットしているときに完璧な編集点が見つかったにもかかわらず、
オーディオのその位置に雑音が入っていることがあります。これは、カット点のフレームの境界
に、たまたま不適当なサンプルがあるために起きる現象です。
オーディオレベルに
1/100
フレームのキーフレームを設定することによって、ポップノイズやク
リックノイズを除去することができます。通常は、
100
分の数フレームにわたってオーディオ編
集点のレベルを変更するだけで、これらの雑音を除去することができます。
下げられたレベル
レベルの変化の傾斜を
調整します。
第
6
章
ビューアとタイムラインでオーディオをミキシングする
131
IIII
サブフレームのオーディオレベルキーフレームを設定して調整するには:
1
「ビューア」でクリップを開き、
「オーディオ」タブをクリックします。
2
Shift
キーを押したまま
I
キーまたは
O
キーを押すか、上向き矢印または下向き矢印を使って、
シー
ケンスの編集点の間を移動し、クリックノイズの原因になっている編集点に再生ヘッドを移動し
ます。
3
クリップを最大倍率まで拡大します。
4
Shift
キーを押したまま、雑音が発生している位置まで再生ヘッドをドラッグします。
最大倍率まで拡大すると、
「ビューア」の再生ヘッドの
幅がビデオフレーム
1
つ分に
なります。
132
Part I
オーディオミキシング
5
レベルキーフレームボタンをクリックし、再生ヘッドの位置を再設定してクリックノイズの最初
と最後にそれぞれ
2
つのキーフレームを配置します。
内側の
2
つのキーフレームで問題のサンプルを囲み、外側の
2
つのキーフレームを内側のキーフ
レームから
100
分の数フレーム離します。
6
ボックスに−
60 dB
と表示されるまで、内側
2
つのキーフレーム間でオーディオレベルオーバーレ
イの部分を下にドラッグします。
不要なノイズが除去され、クリップのオーディオのほかの部分には影響が及びません。
問題のサンプル
オーバーレイはこのように
表示されます。
第
6
章
ビューアとタイムラインでオーディオをミキシングする
133
IIII