Final Cut Pro 6 - 「タイムライン」でオーディオレベルを調整する

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「ビューア」と「タイムライン」でオーディオレベルを調整する

111

ページ)

Â

「ビューア」と「タイムライン」でオーディオをパンする

118

ページ)

Â

キーフレームを使ってクリップのオーディオレベルとパンを調整する

122

ページ)

「ビューア」と「タイムライン」でオーディオレベルを調整する

オーディオレベルは、

「タイムライン」や「ビューア」で直接調整したり、

「オーディオミキサ」

ウインドウでフェーダを調整して変更したりできます。

「オーディオミキサ」の詳細については、

69

ページの第

4

章「

オーディオミキサの概要

」および

81

ページの第

5

章「

オーディオミキサ

を使う

」を参照してください。

「タイムライン」でオーディオレベルを調整する

「タイムライン」では、オーディオレベルを直接変更できるため、同時に再生するほかのクリッ

プと比べながらクリップのレベルをミキシングするときに特に便利です。たとえば、ボイスオー

バーの録音に合わせて音楽クリップの音量を上げたり下げたりする場合は、

「タイムライン」の

オーディオ波形をオンにすれば、ナレーターの音声と音楽クリップの位置が揃っているかどうか

を確認することができます。この方法を利用すれば、目的通りにレベルを調整するには、どこに

キーフレームを設定すればよいかが簡単に分かります。

このセクションで説明するすべてのコマンドやツールは、

「タイムライン」のクリップオーバー

レイを選択して、オーディオレベルオーバーレイとパンオーバーレイを表示することで使用でき

るようになります。

「タイムライン」でのオーディオミキシングでは、オーディオ波形の表示も

役立ちます。

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112

Part I

オーディオミキシング

「タイムライン」でクリップオーバーレイを表示するには:

1

「タイムライン」内でシーケンスを開き、「シーケンス」>「設定」と選択します。

2

「タイムラインオプション」タブをクリックし、次に「キーフレームオーバーレイを表示」チェッ

クボックスを選択します。

「タイムライン」でクリップオーバーレイコントロールを選択することもできます。

「タイムライン」にオーディオ波形を表示するには:

1

「タイムライン」内でシーケンスを開き、「シーケンス」>「設定」と選択します。

2

「タイムラインオプション」タブをクリックして、

「オーディオ波形を表示」チェックボックスを

選択します。

ヒン

ント

ト:

:「シーケンスの設定」ウインドウを開かずにオーディオ波形を表示するには、「タイム

ライン」がアクティブなときにコマンド+

Option

W

キーを押します。

キーフレームを使用せずに

1

つのクリップのオーディオレベルを調整するには:

1

「タイムライン」の下部のクリップのオーバーレイコントロールを選択して、オーバーレイを表

示します。

2

オーディオレベルオーバーレイを上下にドラッグしてオーディオレベルを調整します。オーバー

レイは、クリップが選択されていない場合はピンクの線で、選択されている場合は緑の線で表示

されます。

オーディオレベルオーバーレイの上にポインタを置くと、そのポインタはレベル調整ラインに変

わり、ドラッグしているレベルの変化量がボックスに表示されます。

オーディオレベル
オーバーレイ

オーディオレベルの変化量

クリップ
オーバーレイ

コントロール

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6

ビューアとタイムラインでオーディオをミキシングする

113

IIII

「タイムライン」でクリップのオーディオレベルオーバーレイにキーフレームを追加するには:

1

以下のいずれかの操作を行います:

Â

「ツールパレット」から「ペンツール」を選択します(または、

P

キーを押します)。

Â

「選択ツール」を使っている場合は、

Option

キーを押し続けます。

2

「ペンツール」をシーケンス上のキーフレームを設定したい位置に移動し、オーバーレイをクリッ

クしてキーフレームを設定します。

「タイムライン」でキーフレームを調整するには:

m

「選択ツール」をキーフレームの上に置いて、「選択ツール」を十字型ポインタに変えます。その

状態で、

1

つのキーフレームを上下にドラッグしてレベルを変更したり、左右にドラッグして時

間軸上の位置を変えたりすることができます。

クリックした位置に

キーフレームを表す小さい
ひし形が表示されます。

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114

Part I

オーディオミキシング

4

つのキーフレームの中央にあるクリップのオーバーレイのセクションを調整するには:

m

オーバーレイ全体をドラッグするのと同じ要領で、中央のセクションだけを上下にドラッグし
ます。

「タイムライン」でオーディオレベルのキーフレームを削除するには、以下のいずれかの操作を

行います:

m

Control

キーを押したまま、削除したいキーフレームをクリックし、ショートカットメニューか

ら「消去」を選びます。

m

「ツールパレット」から「ポイントの削除ツール」を選択します(または

P

キーを

2

回押します)

削除したいキーフレームの上に「ポイントの削除ツール」を置き、クリックしてキーフレームを

削除します。

m

「選択ツール」が選択されている状態で、

Option

キーを押したまま、削除したいキーフレームに

ポインタを移動します。ポインタが「ポイントの削除ツール」に変わったら、キーフレームをク
リックして削除します。

変更するキーフレームの範囲を選択するには:

m

「選択の範囲ツール」を使ってキーフレームのグループを選択します。選択したキーフレームだ

けを対象として移動したり、削除したり、レベルを変えたりできるようになります。

複数のクリップのオーディオレベルを同時に調整するには:

1

「タイムライン」で、レベルを調整したいオーディオクリップのグループを選択します。

2

「修正」>「レベル」と選択します。

3

スライダを使ってオーディオレベルを調整し、ポップアップメニューから「相対」または「絶対」
を選び、「

OK

」をクリックします。

Â

相対: 現在のレベルを基準として各トラックのオーディオレベルを調整します。

Â

絶対: 選択したトラックをすべて、スライダの横にある数値フィールドに示された値に変更し
ます。

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ビューアとタイムラインでオーディオをミキシングする

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IIII

「ビューア」でオーディオレベルを変更する

「ビューア」のオーディオタブの上部にあるスライダ、スライダの横にある数値フィールド、波

形表示部の中央にあるオーバーレイを使って、オーディオレベルと音の配置(パン)を調整する

ことができます。

「ビューア」のオーディオ関連のタブには波形が詳細まで表示されるため、

「オー

ディオミキサ」を使用して録音したキーフレームを修正するのに便利です。