Final Cut Pro 6 - 「ビューア」でオーディオレベルを変更する

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シーケンスを再生しながらオーディオレベルを変更する

キーボードショートカットを使って、シーケンスの再生中にシーケンス上のクリップのオー

ディオレベルを変えることができます。この変更が加えられるのは、自動選択のコントロール

が有効になっている、最小番号のオーディオトラックのクリップに対してです。その時点で再

生ヘッドの位置にあるクリップのレベルが調整されます。以下のショートカットを使います:

Â

Control

キーを押しながらキャレット(^)キーを押すとレベルが

1 dB

上がります。

Â

Control

キーを押しながらマイナス(−)キーを押すとレベルが

1 dB

下がります。

Â

ショートカットを使うと、短い間一時停止した後、すぐに再生が再開されます。

オーディオレベル

オーバーレイ

「レベル」スライダを

ドラッグしてオーディオ

レベルを変更します。

「パン」フィールド

「レベル」フィールド

パンオーバーレイ

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116

Part I

オーディオミキシング

これらのコントロールがクリップのレベルに及ぼす影響は、オーディオレベルまたはパンにキー

フレームが設定されているかどうかによって異なります。

Â

キーフレームが設定されていない場合: スライダを動かすか、数値を入力すると、クリップ全

体のオーディオレベルまたはステレオレベルが変化します。同様に、オーバーレイをドラッグ

すると、クリップ全体のオーディオレベルまたはパン設定が変化します。

Â

キーフレームが設定されている場合: スライダを動かすか、数値を入力すると、

「ビューア」

の再生ヘッドの現在位置にあるキーフレームの値が修正されます。再生ヘッドの位置にキーフ

レームがない場合は、キーフレームが追加されます。オーディオレベルまたはパン設定をある

レベルから別のレベルへ変化させるには、オーバーレイ上に少なくとも

2

つのキーフレームが

存在する必要があります。

「ビューア」のオーディオ項目がステレオペアであるかどうかも、オーディオレベルとパンの設

定に影響を及ぼします。クリップにはオーディオのトラックを

24

個まで含めることができ、そ

れぞれモノラルまたはステレオペアの一方のいずれかになります。

Â

モノラル項目を開いた場合: 各チャンネルが「ビューア」の個別のタブに表示され、ほかのす

べてのチャンネルから独立してミックスできます。

Â

ステレオペアを開いた場合: 両方の波形が「ステレオ」という名前の

1

つのタブに表示され

ます。一方のチャンネルのレベルを調整すると、もう一方のレベルも調整されます。

Final

Cut

Pro

」でクリップのオーディオレベルとパンを調整した後、ただちに再生して変更を

確認することができます。

Final

Cut

Pro

」はオーディオレベルをリアルタイムでミキシングす

るので、作業中のトラックの数をコンピュータが処理できれば、オーディオをレンダリングする

必 要は あり ま せん。リア ル タイ ムの オ ーデ ィオ 処 理の 詳細 に つい ては、

634

ペー ジ の

Final

Cut

Pro

」のリアルタイムオーディオミキシング

」を参照してください。

ヒント:クロスフェードやフィルタなどのエフェクトを使うと、処理能力が必要となり、リア

ルタイムでミキシングできるトラックの数が減ります。トラックの数がコンピュータの処理能

力を超えた場合は、トラックをレンダリングする必要があります。ただし、通常、オーディオ

はビデオよりずっと速くレンダリングできるので、あまり時間はかかりません。

新しいクリップをシーケンスに組み込むと、クリップのレベルはデフォルトで

0 dB

(デシベル)

に設定されます。このレベルは、

12 dB

までの間で好みの値に変更できます。クリップのオー

ディオの音量を調整するときは、

3

つのコントロールを使うことができます。これらのコント

ロールのいずれかを使って調整した結果は、ほかのコントロールにも反映されます。

「ビューア」

のクリップにキーフレームが設定されていない場合は、これらのコントロールで調整すると、ク

リップ全体のレベルが変化します。

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6

ビューアとタイムラインでオーディオをミキシングする

117

IIII

「レベル」スライダを使ってオーディオレベルを調整するには:

m

「レベル」スライダを左または右にドラッグします。

数値を入力してオーディオレベルを調整するには:

1

「レベル」フィールドに値を入力します。

マイナスの値を入力するには、マイナス記号(−)に続けて数値を入力します。

2

Return

キーを押して、この値をクリップに適用します。

オーディオレベルオーバーレイをドラッグしてオーディオレベルを調整するには:

1

「ビューア」の波形表示部に表示されているクリップのオーディオレベルオーバーレイの上にポ

インタを置きます。オーバーレイはピンク色の線のように見えます。ステレオ項目の場合はピン

クの線が

2

本表示されます。

ポインタがレベル調整ラインに変わります。

2

オーバーレイを上下にドラッグしてクリップのレベルを変更します。

ドラッグすると、ボックスに新しいオーディオレベルが表示されます。

ヒン

ント

ト:

:コマンドキーを押したままドラッグすると、レベルが調整されるスピードが遅くなり

ます。

このフィールドに
新しい値を

入力します。

レベル調整ライン
ポインタ

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118

Part I

オーディオミキシング

「修正」メニューを使ってオーディオレベルを調整するには:

1

「タイムライン」で

1

つまたは複数のクリップを選択するか、

「キャンバス」または「タイムライ

ン」の再生ヘッドを、オーディオレベルを変更したいクリップの上に移動します。

2

「修正」>「オーディオ」と選択し、サブメニューから「ゲイン」項目を選んで、どれだけの変

更幅でレベルを変更するかを指定します。

選んだ変更幅で、クリップのオーディオレベルが増減します。複数のクリップを選択した場合は、

すべてのクリップがそれぞれの現在の値を基準にして変更されます。