モニタリングレベルを設定する/システムのサウンドエフェクトを
ミュートする
オーディオをミックスする際、一定の音量設定を使ってモニタすることが重要です。ミックスの
中でサウンドの音量が大きすぎる場合、スピーカー本体の音量ではなく、
「
Final
Cut
Pro
」でオー
ディオのレベルを調整する必要があります。オーディオのモニタリングレベルを設定してしまえ
ば、オーディオ全体の音量設定を頻繁に調整する必要がなくなります。
オーディオの音量が常時小さすぎたり大きすぎたりする場合、通常は、スピーカーの音量設定を
全体的に変更して、この新しいレベルを維持します。スピーカーの音量を調整するには、スピー
カー本体についているつまみなどを含めて、いくつかの方法があります。
コンピュータ内蔵のオーディオ出力を使用している場合は、
Mac
OS
X
の「システム環境」の「サ
ウンド」パネル、キーボード上にある音量コントロールキー、またはメニューバーにある音量ス
ライダを使って音量を調整できます。
メニューバーの音量スライダを使ってコンピュータの内蔵ボリュームを調整するには:
1
アップルメニュー>「システム環境設定」と選択して「システム環境設定」を開き、
「サウンド」
をクリックします。
2
「システム環境設定」の「サウンド」パネルで「メニューバーに音量を表示する」チェックボッ
クスが選択されていることを確認します。
チェックボックスが選択されている場合、メニューバーに音量アイコンが表示されます。
3
メニューバーで音量を調整します。
「システム環境設定」の「サウンド」パネルでも音量を調整できます。
警告および
Mac OS X
ユーザインターフェイスのサウンドエフェクトをすべてミュートするに
は:
1
アップルメニュー>「システム環境設定」と選択して、「サウンド」をクリックします。
2
「サウンドエフェクト」ボタンをクリックします。
3
「ユーザインターフェイスのサウンドエフェクトを再生する」チェックボックスを選択解除し
ます。
4
「音量を変更するときにフィードバックを再生」チェックボックスの選択を解除します。
5
「警告音の音量」スライダを一番左まで動かします。
内蔵オーディオ以外のオーディオインターフェイスを使用する場合、警告のサウンドエフェク
トを内蔵スピーカーに送りながら、
「
Final
Cut
Pro
」のオーディオをオーディオインターフェイ
スからモニタできます。
第
2
章
出力チャンネルと外部オーディオモニタを割り当てる
53
IIII
Mac
OS
X
の警告音とサウンドエフェクトをコンピュータの内蔵スピーカーに送るには:
1
アップルメニュー>「システム環境設定」と選択して、「サウンド」をクリックします。
2
「サウンドエフェクト」ボタンをクリックします。
3
「警告とサウンドエフェクトの再生装置」ポップアップメニューから
「内蔵オーディオ:内蔵ス
ピーカー」を選択します。
プログラムのオーディオのモニタ中は、どうしても必要な場合を除いてスピーカーの音量設定の
変更は避けます。モニタレベルを一定にすると、ミックスで使用する平均音量に慣れて、ミック
スの大音量のセクションと小音量のセクションの全体的なバランスがより良く判断できます。
スピーカーの音量設定を調整するには、モニタしようとする平均的な音量に相当する信号を再生
します。聴覚に障害を与えたりスピーカーで音が歪むほど、スピーカーの音量を大きくしすぎな
いでください。
1 kHz
トーンのバーとトーンジェネレータを使ってスピーカーの音量を設定することも可能で
す。ただし、
1 kHz
トーンが絶え間なく鳴り、耳がこの周波数に特に敏感になるため、通常の
オーディオよりスピーカーの音量を下げることになる可能性があります。一般的に、
1 kHz
トー
ンはメータを見ながら装置から装置のレベルを設定するには便利ですが、平均的な視聴レベルの
設定には不向きです。