「パラメータをペースト」ダイアログボックスについて
「パラメータをペースト」ダイアログボックスを使用し、ペーストするパラメータを選択します。
「パラメータをペースト」ダイアログボックスでは、次のオプションを使用できます:
時間パラメータを縮小/拡大する
コピー元のクリップのパラメータのキーフレームをペースト先のクリップの継続期間の長さに
合わせて再配置し、キーフレームの相対位置を維持します。たとえば、先頭、中央、末尾にモー
ションエフェクトのキーフレームがある、
5
秒間のクリップをコピーしたとします。
10
秒のク
リップにモーションパラメータをペーストすると、この
3
つのキーフレームは、
10
秒のクリッ
プの先頭、中間、末尾に配置されます。
ビデオパラメータ:
Â
内容: コピーされたクリップのビデオの内容をペーストします。これにより既存のビデオが置
き換えられますが、他のパラメータは維持されます。コピー元の内容は、ペースト先のクリッ
プの長さに見合うだけの十分なソース素材を備えている必要があります。
Â
基本モーション: コピー元のクリップから、「縮小/拡大」、「回転」、
「中心」、
「アンカーポイ
ント」の「基本モーション」のパラメータ値とキーフレームを適用します。
Â
クロップ: コピー元のクリップから、
「左」
、
「右」
、
「上」
、
「下」
、
「エッジをぼかす」の「クロッ
プ」パラメータ値とキーフレームを適用します。
Â
歪み: コピー元のクリップから、
「左上」、
「右上」、
「右下」、
「左下」、
「アスペクト比」の「歪
み」パラメータ値とキーフレームを適用します。
Â
不透明度: コピー元のクリップから、「不透明度」パラメータ値とキーフレームを適用します。
Â
ドロップシャドウ: コピー元のクリップから、
「オフセット」
、
「角度」、
「色」、
「柔らかさ」、
「不
透明度」の「ドロップシャドウ」パラメータ値とキーフレームを適用します。
Â
モーションブラー: コピー元のクリップから、
「
%
ブラー」、
「サンプリング」の「モーション
ブラー」パラメータ値とキーフレームを適用します。
第
16
章
エフェクトおよびモーションパラメータを再利用する
329
IIIIIIII
Â
フィルタ: コピー元のクリップから、すべてのフィルタのパラメータ値とキーフレームが追加
されます。ペーストされたフィルタは、ペースト中のクリップにすでにあるすべてのフィルタ
に追加されます。既存のフィルタは変更されません。
たとえば、クリップ
A
とクリップ
B
の
2
つのクリップがあり、それぞれに「ブラー(ガウス)」
フィルタが適用されているとします。クリップ
A
の半径パラメータ値は
100
で、クリップ
B
の半径パラメータ値は
13
です。クリップ
A
をコピーし、フィルタのパラメータをクリップ
B
にペーストした場合、クリップ
B
には
2
つの「ブラー(ガウス)」フィルタが適用されること
になります。
1
つめのフィルタの半径パラメータ値は
13
(クリップ
B
の元の「ブラー」フィ
ルタ)、
2
つめのフィルタの半径パラメータ値は
100
(クリップ
A
のフィルタ)となります。
Â
速度: コピー元のクリップから、一定速度パラメータまたは時間のリマップパラメータ設定を
適用します。
Â
クリップの設定(取り込み)
: コピー元のクリップから、すべての取り込み設定をペーストし
ます(取り込みの設定は、
「切り出しと取り込み」ウインドウの「クリップの設定」タブにあ
ります)。
参考:このオプションは、ペーストされたパラメータを受け取るクリップがオフラインの場合
のみ有効です。
オーディオパラメータ:
Â
内容: コピーされたクリップのオーディオの内容をペーストします。これにより既存のオー
ディオが置き換えられますが、他のパラメータは維持されます。コピー元の内容は、ペースト
先のクリップの長さに見合うだけの十分なソース素材を備えている必要があります。
Â
レベル: コピー元のクリップから、すべてのオーディオレベル値とキーフレームを適用します。
Â
パン: コピー元のクリップから、すべてのステレオパン値とキーフレームを適用します。
Â
フィルタ: コピー元のクリップから、すべてのオーディオフィルタのパラメータ値とキーフ
レームを追加します。この動作はビデオフィルタのペーストと同じです(前述の、ビデオフィ
ルタのペーストに関する説明を参照してください)。