マットとその使用法
マット、または抑制マットはフィルムや写真の用語に由来しています。もともとは、カメラレン
ズの前に設置し、撮影の際にフィルムの特定の領域が露光するのを防ぐ不透明な道具を意味する
言葉です。フィルムを巻き戻し、逆の形状のマットを使用して他の露光していない部分を露出す
ると、すでに露光している部分がさらに露光してしまうのを防ぐことができます。結果として、
時間をずらして撮影した
2
つの異なるイメージが
1
つのフレームで結合します。
これと同じ原理がデジタルアプリケーションでも用いられます。カメラの場合、マットは手作業
で作られる物理オブジェクトですが、コンピュータ上ではデジタルで描画/適用されます。
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Part II
エフェクト
「
Final
Cut
Pro
」では、マットはカスタマイズ可能なポリゴン形状で、クリップの一部を透明に
することができます。イメージの一部をマットで囲むことで、図形の内側または外側にあるもの
をすべて透明にすることができます。「
Final
Cut
Pro
」では、
4
点マットと
8
点マットを作成で
きます。