ベジェハンドルを使って曲線のモーションパスを作成する
モーションパスにキーフレームを追加すると、デフォルトでベジェポイントになります(コー
ナーポイント)とも呼ばれます。コーナーポイントを曲線に変更するには「スムーズポイント
ツール」を使用し、これらのポイントにベジェハンドルを追加し、クリップのアンカーポイント
がたどるモーションパスをスムーズにします。
「キャンバス」で曲線状のモーションパスを作成
するためにベジェハンドルを使用する場合、複雑なモーションパスを定義するときのように多く
のキーフレームを使用する必要はありません。
コーナーポイントとして
キーフレームを使用した
モーションパス
ベジェハンドルを
追加して曲線の
モーションパスを
作成します。
第
15
章
キーフレーム設定されたエフェクトのパラメータを調整する
315
IIIIIIII
「キャンバス」のモーションパスのベジェハンドルは、クリップの空間的モーションに影響を与
えるという点を除き、時間の経過に伴うクリップの変化の速度ではなく、
「モーション」タブの
キーフレームのベジェハンドルとまったく同様に動作します
(
2
つのキーフレーム間におけるク
リップモーションの加速や減速を変更するには、
「モーション」タブの「中心」パラメータで独
立したベジェハンドルを作成する必要があります)。
モーションパスのキーフレームにベジェハンドルを追加するには:
m
ツールパレットで「スムーズポイントツール」を選択してから(または
P
キーを
3
回押して)
、
コー
ナーポイントをクリックしてベジエハンドルを追加します。
このキーフレームの速度は自動的に「直線状」に設定され、クリップがモーションパス上をこの
キーフレームから次のキーフレームに一定速度で移動するようになります。
モーションパスのキーフレームにベジェハンドルを追加したり、同時に速度を変更したりするこ
ともできます。詳細については、
317
ページの「
モーションパスに沿ったモーションの速度を制
御する
」を参照してください。
モーションパスの形を変更するには:
m
キーフレーム上でベジェハンドルをドラッグします。
さらに複雑なモーションパスを作成するには、修飾キーを使って、キーフレームの両側にあるベ
ジェハンドルを個別に調節します。
モーションパスの曲線を調節するには:
m
ベジェハンドルをドラッグして、曲線の形を変更します。
ベジェ曲線の片方の長さだけを単独で変更するには:
m
Shift
キーを押したままベジェハンドルをドラッグします。変更後、
Shift
キーを放すと、
2
つのハ
ンドルの相対的な長さが、変更後の長さのままもう一度ロックされます。
Shift
キーを押してから片方を
ドラッグして、もう一方とは
異なる長さに変更します。
316
Part II
エフェクト
ベジェ曲線の片方ともう一方の角度を変更するには:
m
コマンドキーを押したままベジェハンドルをドラッグします。コマンドキーを放すと、
2
つのハ
ンドルの相対角度が、変更後の角度のままもう一度ロックされます。
ベジェ曲線の選択した片方の長さと角度を独立して変更するには:
m
コマンドキーと
Shift
キーを押したまま、ベジェハンドルをドラッグします。
モーションパスのキーフレームからベジェハンドルを削除するには、以下のいずれかの操作を行
います:
m
「キャンバス」で
Control
キーを押したままベジエハンドルがあるキーフレームをクリックし、
ショートカットメニューから「コーナーポイントを作成」を選択します。
m
ツールパレットで「スムーズポイントツール」を選択して(または
P
キーを
3
回押して)、ベジエ
ハンドルがあるキーフレームをクリックします。
コマンドキーを押して、ドラッグし、
ベジェ曲線の片側とその反対側との
間の角度を変更します。
コマンドキーと
Shift
キーを
押してから、片方だけを
ドラッグしてサイズや角度を
変更します。
第
15
章
キーフレーム設定されたエフェクトのパラメータを調整する
317
IIIIIIII