キーフレーム設定の方法
クリップまたはシーケンス内の特定のポイントにキーフレームを配置して、指定したポイントの
パラメータ値を変更します。たとえば、シーケンスの最後のクリップを黒へフェードする場合、
2
つの「不透明度」キーフレームを
2
つの異なる時点で設定します。
1
番目の値を
100
(完全に
表示)に、
2
番目の値を
0
(完全に透明)にします。「
Final
Cut
Pro
」は
100
から
0
の間の値を
補間して、スムーズな黒へのフェードを作成します。
1
つのシーケンスクリップに複数のキーフレームを追加するには、
「キャンバス」または「タイ
ムライン」を使用するか、または「ビューア」でクリップを開きます。モーションのキーフレー
ムを設定している場合は、
「ビューア」の「モーション」タブでキーフレームを設定します。フィ
ルタエフェクトのキーフレームを設定している場合は、「ビューア」の「フィルタ」タブでキー
フレームを設定します。
参考:
「ブラウザ」から「ビューア」で開いたマスタークリップにもキーフレームを追加できま
すが、これらのキーフレームを設定したエフェクトは、シーケンスに組み込むときにはクリップ
と一緒に組み込む必要があります。
2
つ以上のキーフレームを使い、時間の経過に合わせてエフェクトを変化させる場合、
「
Final
Cut
Pro
」は自動的に
1
つのキーフレームから次のキーフレームの間の値を補間するので、
時間の経過に合わせたパラメータの変化がスムーズになります。たとえば、
2
つのキーフレーム
を使って不透明度を変化させたクリップを見ると、下記の「タイムライン」で表示されているよ
うに、
「不透明度」オーバーレイの傾斜は一方のキーフレームからもう一方のキーフレームへ緩
やかに変化しています。
第
15
章
キーフレーム設定されたエフェクトのパラメータを調整する
289
IIIIIIII
キーフレームを追加するとアニメーションエフェクトの複雑さが増しますが、クリップの
2
つの
キーフレーム間はスムーズに補間されます。